2ヶ月くらい悩んでいましたが、正月休みで自宅でPCを眺めている時間が多くなるにつれ自制心が弱くなり、ついにヘリノックスのチェアゼロを購入してしまいました。
ヘリノックスチェアゼロ。数あるUL系アウトドアチェアの中、使い勝手、重量、収納サイズのバランスで至高の存在。その分、お値段もかなりご立派でなかなか決断できずにいました。
いままでわたしがつかってきたのは「パチモンヘリノックス」の代表、「ムーンレンス」のアウトドアチェア。Amazonで税込2899円でした。このチェアは全く良くできていて、組立分解超簡単、座り心地も良く、さらに丈夫(対荷重150kg)。重さだって本体890gですから、誰が持ったって普通は「軽ッ!」ってなると思います。実際に私の小さめのパニアバッグにもちゃんと収納できます。もし、オートバイのキャンプ旅で使うのであれば、この3000円もしないキャンプチェアは何の不満もなく壊れるまで使い続けることができると思います。値段が値段なので神経質にならずにガシガシ使えること自体、アウトドアの道具としては価値がありますしね。
しかしながら、人力の自転車にキャンプ道具一式積んで出かけるという特殊な状況では、「持ち物はより軽くより小さく」という流れが大体正当化されます。その流れの中でアウドドアチェアとしては現時点での究極形がヘリノックスのチェアゼロかと思います。
到着したチェアゼロ。本体重量490g。スタッフバッグに入れた状態で510g。収納サイズは35cmx10cmx10cm。
対して、ムーンレンス。本体重量890g。スタッフバッグ込みでは915g(公開されていないので実測)。収納サイズは35cmx13cmx9cm。
こうやって数字を並べると、重さの差は圧倒的ですが、収納サイズに関してはそんなに差がないように見えます。しかし、実際に実物を比較してみるとこの差です。この違いが収納容量の限られた自転車キャンプ旅にとっては非常に価値のある違いとなります。
2つのチェアを組み立てて比べてみると、さすがにムーンレンスの方が一回り大きい感じで、正直に言えば座り心地はムーンレンスの方が若干上ではないかと思いました。やはり、比較すれば生地とフレームがムーンレンスの方が一回りごついので座った時の安定感があります。チェアゼロはフレームの軋みが若干大きいですね。今後も車やオートバイに積んで持ち出すときはムーンレンスを使うと思います。
しかし、自転車用としてチェアワンに乗り換えたことで手にした収納余力を利用すれば、自転車のキャンプ旅をよりストレスのないものへと進化させることができそうです。(いつもパンパンになったパニアバッグの蓋を苦労して閉めなくてもよくなるだけでもかなり気が楽です。)生地が薄いので焚火の火の粉とか結構気にしちゃいそうですが、長く大切に使っていきたいです。(ちなみにモンベルからシートの生地だけでも購入できるらしいです。)
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