先日届いたオルトリーブのトランクバッグRCを早速Nest Gavelに取り付けてみました。実際の利用シーンに合わせてパニアのグラベルパックも一緒に装着してみます。
一見、問題なく装着できているようですが、実は問題発生中です。
問題は2点
- グラベルパックQL2.1との干渉
- 装着時に前後のズレを止めることができない
どちらの問題も、現在Nest Gavelに付けているTopeakのスーパーツーリスト DXチューブラーラックとトランクバッグRCの相性が良くないことが原因です。
まず、「グラベルパックQL2.1との干渉」に関してですが、こちらはスーパーツーリスト DXチューブラーラックにグラベルパックとトランクバッグの両方を装着すると、それらの脱着作業を行うスペースに余裕がなくなり、かなり苦労しないと脱着が行えないという問題。
グラベルパックは取っ手を上に持ち上げた状態でバッグをラックのチューブに引っ掛け、レバーを戻すと爪がチューブを掴みバッグが固定される仕組みです。外すときも取っ手を上に持ち上げると爪が開いてバッグをラックから外すことができます。方や、トランクバッグRCはレバーを押し下げた状態でラックのチューブにバッグ底面のカムを合わせ、レバーを戻すとカムがチューブを掴みバッグが固定される仕組みです。当然、外すときもレバーを押し下げます。
それぞれの機構は、どちらかのバッグだけを脱着する場合には問題なく機能するのですが、両方のバッグを同時に装着した状態ですと、各バッグ脱着のための取っ手やレバー操作を行うためのスペースが十分に確保できません。グリグリやれば何とかグラベルパックが装着した状態で、トランクバッグを付けたり外したりすることはできるのですが、両方のバッグが装着されている状態から、グラベルパックを脱着することはどうやっても無理そうです。これはかなりストレスがたまりそう。
次に「装着時に前後のズレを止めることができない」問題ですが、こちらはさらに深刻です。前のトランクバッグ紹介の記事で、トランクバッグRCの底面にはバッグをラックに装着した際に前後にずれてしまうことを防ぐための爪が付いている、と書きましたが、残念ながらTopeakのスーパーツーリスト DXチューブラーラックには、その爪を引っ掛けるための横方向のチューブがありませんでした。そのため、ラックに装着したトランクバッグは常に前後5~6cm程度スライドすることになり、おそらく発進やブレーキをかけたときに前後にガチャガチャ動き、とても気になると思いますし、バッグの固定金具やチューブにも設計では想定していない前後の力がかかり、その部分の故障や破損につながりそうです。
購入時には適合するラックのチューブの太さなど調べていますが、「横方向のチューブが必要」とは説明されてはいませんでした。(今なら底面の写真を見て理解することができるのですが、購入時にはそこまでは察することができませんでした。)ネットでモノを購入するときは、このように実際にモノを見て装着してみないとわからないこともある、というリスクは理解しておく必要がありますね。
今だからわかるとも言えますが、もし検討時にこのビデオを見ていたら2番目の問題には気づくことができたかもしれません。
さて、どうしましょうか?
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