前回のブログ記事の通り、29インチMTB用の輪行袋を利用することでとりあえずはグラベルロードでも輪行できることを確認しました。しかし、同時に改善が必要な点も発生しました。
私の輪行袋の場合、まずは前後輪を車体から外す必要があります。リアキャリアを付ける前は後輪はアクスルシャフトについているレバーを回すだけで簡単に外すことができました。しかし、リアキャリアを付けた後はキャリアとアクスルシャフトのレバーが干渉してしまって、そのままではレバーを回転させることができません。
致し方ないので、1回キャリアをフレームに固定しているボルトを外して、キャリアの足とフレームとの間にレバーが通るだけの隙間を作るように手でキャリアを無理やり拡げながらレバーを回転させて、アクスルシャフトを抜いていました。これはそれなりにめんどくさい作業ですし、柔らかいアルミフレームのねじ山に固い鉄ナットを締めこんでいる部分を何度も絞めたり緩めたりするわけですから、フレーム側のねじ山がそのうち崩れてしまいそうで良い気持ちがしません。また、後輪は輪行の時だけではなく、タイヤ交換や場合によっては洗車の際にも外すことがあるため、そのたびにこの作業は行いたくありません。
そこでリヤのアクスルシャフトをレバー無しのストレートタイプ(六角レンチで回すタイプ)にすることにしました。
NESTO Gavelの純正リアアクスルシャフトは、対応エンド幅142㎜、シャフト長160mm、12mm系でねじのピッチは1.5mmです。
同じ規格のものをウェブ上で探してみましたが、ぴったり同じというものはなかなか見つかりません。それでもようやくイギリスの有名な自転車用品通販サイトのWiggleで見つけることができました。Primeというブランドのもので、お値段1400円はなかなかお買い得感があります。Wiggleは私もよく利用していますが、一度もトラブルはなく安心して使える海岸通販サイトです。
Wiggleでは9499円以上の購入で日本への送料が無料になるので、必ず必要となる予備チューブや春秋用のグローブ、季節の変わり目に便利なジレ(ベスト)なども購入し無料配送の条件を満たします。
到着したアクスルを6mmの六角レンチで装着してみると、(規格があっているので当然ですが)ジャストフィットです。これで今後はキャリアのボルトに触れることなくリアホイールの付け外しが可能となりました。
新しいリアアクスルのもう一つ良かったところは重量。純正のリアアクスルが76gなのに対して、形状を必要最低限に絞り込み、レバーも付いていないPrimeのアクスルは29g!。1400円のパーツのおまけで、なんと47gも軽量化することができました。次に、Wiggleで買い物するときにはフロントもこのアクスルに換えてしまおうと思います。
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