【飛行機輪行】宇部・長門二泊三日(走行1日目 宇部~秋吉台~長門)

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今回の目的地は山口宇部空港

7月2回目の飛行機輪行の目的地は宇部山口空港。「どこかにマイル」申し込み時の候補の四空港は女満別、帯広、山口宇部、旭川の四空港でした。前回の小樽~札幌が涼しくてとても良かったので、「まあよっぽどのことがない限り北海道に行けるよね」とタカをくくっていたのですが、ふたを開けてみれば四分の一を引き当てて唯一北海道ではない宇部山口空港となりました。暑そうだなぁ。

しかし、山口県は全くイメージを持っていない土地で、こんな機会でもなければもしかしたら自分からは一生行かない場所かもしれない、とむしろチャンスととらえるように気持ちを切り替えます。

「ビジネスホテル宇部」と「おばんざいあかぼし」

今回も山口宇部空港到着が夕方なので、到着日の夜は宇部市内のホテルに泊まります。ビジネスホテル宇部、素泊まり4300円。最高ですね。

ホテル宇部グループ 山口県宇部市ビジネスホテル宇部
ビジネスホテル宇部グループ,山口県宇部市の玄関,wi-fi,インターネット利用可,ウォシュレット完備,駐車場無料

空港からホテルの近くのバス停までは路線バスで移動しました。山口宇部空港は直接乗り入れている鉄道がないため、最寄り駅まで10分ほど歩く必要があります。自転車と全バッグを担いでそれはかなり厳しいですし、タクシーには荷物が乗りません。空港で自転車組み立てて自走で行くか、飛行機の到着に合わせて出発する路線バスの2択でした。ちょっと荷物が大きすぎて周りの方々に若干気を使いましたが無事到着。

チェックイン後に、繁華街のある宇部新川駅までまたもや路線バスで移動。下車後、ぶらぶらしながら良さそうな居酒屋を見つけて入りましたが、料理のレベルの高さにびっくり。オクラとえびとトマトの突き出しが最高。お刺身やその他の料理もとても美味しい。「おばんざいあかぼし」良いお店でした。

あかぼし | おばんざい・日本酒・焼酎 | 山口県宇部市
日替わりのおばんざいと季節を感じる日本酒や焼酎。落ち着けるカウンター席でゆっくり楽しめるお店「あかぼし」の公式ホームページです。

ホテルに帰ってから大浴場でお風呂に入って就寝。

出発~美祢

翌朝は6時前に起きて、まずはホテルの隣のコンビニで朝ごはんのパンとヨーグルトを買ってきて部屋で食べた後に、ホテル前で自転車を組み立て午前8時前に出発。快晴で暑さを覚悟していましたが、9時過ぎまでは結構涼しくて快調に自転車をこぐことができました。

宇部市内から国道490号を北上し美祢市に入りセブンイレブンで休憩。出発してから30kmの地点でしたが、このころには日差しが強烈になるとともに気温もぐんぐん上がってきました。たっぷりと水分、塩分補給をして出発。

山口秋吉台自転車道

セブンイレブンから2km弱進んだところで、「山口秋吉台自転車道」の入り口を発見しました。

計画にはなかった道ですが、車を気にしなくていいし、信号もほとんどないだろうし、サイクリングロードは魅力的です。日曜日ですがあまり使われていないようで結局自転車には1台も遭遇しませんでした。厚東川沿いを走る道自体はとても快適なのでちょっともったいない感じですね。8kmほど走って鍾乳洞で有名な秋吉台の入り口がサイクリングロードの終点です。

秋吉台ヒルクライム

秋吉台に登ることも計画していなかったのですが、ここまで結構快調に進んで来れて、まだ午前10時半前です。残りの距離を考えると時間に余裕があり、せっかくですから登ってみることにしました。登りに選んだルートは距離1.8km、最大斜度14.5、平均9.1%となかなかのヒルクライムでした。20kmくらいのキャンプ道具を積んでいる状態ではギリギリ何とか足を付かずに登りきれました。展望台まで一気に登りましたが、気温もかなり上がってきていて登りきった時には汗がだらだら。そんな状態で展望台のカフェで食べた梨のソフトクリームは最高でした。

秋吉台からふたたび国道に下ってからは更なる暑さとの戦い。先ほどのヒルクライムから来る足の疲れと強烈な日差しでじわじわとヤラれていく感じです。

昼食「いさ路」(長門市)

15kmの登りの後、大水峠トンネルを抜けてダウンヒルで長門市に降りていきます。距離は3kmくらいですが生き返る気分。国道191号線を西に走り長門市街を目指します。途中1時過ぎに長門市街手前の「いさ路」でお昼ご飯。人気店らしく結構な待ち人数でしたが、炎天下にお店を探してウロウロしちゃうのは避けたかったので大人しく待ち、20分ほどで入店。まかない丼と地蛸の天ぷら、そして元気づけのために肝の付いたサザエの刺身を頼みます。サザエの肝は疲れた体に効果テキメン。非常に満足なランチでした。お店の方がボトルに水と氷を入れてくれました。過酷な状況では人のやさしさが嬉しいです。

旬処 いさ路 (長門三隅/海鮮)
★★★☆☆3.40 ■予算(昼):¥1,000~¥1,999

元気を補給できたので、キャンプ場まで残り25km、先を急ぎます。途中、スーパーで食材の買い出しを行うことを考えても2時間あれば十分で、4時過ぎには到着できそうです。

キャンプ食料買い出し~キャンプ場到着

キャンプ場までの道沿いのラストスーパー「サンマート人丸店」で、CB缶やペーパータオル、食材を買い出します。ここまでの日差しが強烈過ぎてちゃんとした調理を行う気力が完全に崩壊。とにかくシンプルに調理しなくて済む冷たいものを中心に揃えました。カットスイカ、出来合いの冷やしラーメン、バナナ、おはぎ。しかし、脂とタンパク質の補給も必須ですから、パックのホルモン焼きを追加。さらに保冷袋を明日の朝まで機能させるために氷も2袋購入。あとはいつも通りに缶ビールを2本とジャックダニエル&コカコーラを1本。

スーパーから、本日の宿泊地、伊上海浜公園オートキャンプ場まではちょうど5km程度で、午後4時10分ごろにキャンプ場に到着しました。受付後自分のサイトでテントの設営を行う予定でしたが、強烈な西陽を遮るものがほとんどなく暑くて行動できません。チェアだけ組み立てて小さな木陰を探してビールとカットスイカを楽しみながら日が弱くなるのを待ちました。海沿いなので風は若干あり、日陰だと何とか過ごせました。うれしいことに隣のサイトの方からビールとサザエの壺焼き、枝豆のおすそ分けをいただきました。100km近く酷暑の中を1日走ってきた身体にビールと醤油味のサザエの壺焼き塩味の枝豆は最高です。

山口県長門市 | 伊上海浜公園オートキャンプ場 | テントサイトも! | 山口県長門市にある伊上海浜公園オートキャンプ場は 穏やかな油谷湾内に位置し、青海島や元乃隅稲成神社から近い場所にあります。 テントサイト16スペース、オートサイト20スペースあり シーカヤックなどのマリンレジャーも充実。
山口県長門市にある伊上海浜公園オートキャンプ場は 穏やかな油谷湾内に位置し、青海島や元乃隅稲成神社から近い場所にあります。 テントサイト16スペース、オートサイト20スペースあり シーカヤックなどのマリンレジャーも充実。

テント設営~就寝

ちょっと日の勢いが落ちたところで頑張ってテント設営。Lanshan 1も2回目の設営でしたので、トラブルなく完了。汗をかく労働が終わったので、もう1本ビールを飲んでシャワーを浴びます。熱いシャワーは汗を流してさっぱりするだけでなく筋肉の疲れも和らぎます。日が完全に落ちてからクッカーでホルモン焼きを作ります。そのままフライパンで炒めるとすぐに焦げてしまうのでビールを少量入れて煮込むように熱を通していくと美味しく調理できました。

暑い時間は出てこなかったのですが、日が落ちてちょっと涼しくなると多くはありませんが蚊が出てきました。今年から導入したFlextail Gearの蚊取り器をモバイルバッテリーに接続して起動したところいなくなりました。蚊取りマットが2枚入れられるので結構効き目が良いようです。

Bitly

そして、締めの冷やしラーメンと寝る前のジャックダニエル&コカコーラ。お腹がいっぱいになったので午後9時過ぎに就寝しました。

本日の走行距離96km、獲得標高843m。しかし、暑さと秋吉台のヒルクライムのため数字よりもかなり疲れたライドでした。

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