真夏のライドでの補給食の重要性
6月の石垣島、7月の山口、8月の網走、どちらのキャンプ旅も暑さには苦しめられました。朝から晩までライド中はほぼ30℃超え、最高気温は35℃もちらほら。石垣島と山口はある程度暑さは覚悟していきましたが、網走は完全に想定外の暑さで、現地で話した地元の人たちほぼ全員「今年は超異常」と言ってました。
そんな暑さの中のロングライドですから、水分、塩分、カロリーの補給はとても重要です。水分は身体があからさまに要求するので、それなりに意識して補給できるのですが、塩分、カロリーはややもすると身体の中で足りなくなりつつあるのに気づかず、自転車をこぎ続けてしまいます。そのため、自分で意識して塩分、カロリーの補給を行う必要を感じました。
乗車中の補給にはステムバッグがいいかもしれない？
しかし、塩分、カロリーを補給するために毎回ストップするのは結構煩わしいため、安全が確保できる状況であれば、乗車中に補給してしまいます。実際、網走郊外の畑の中を走っている時は半径数百メートルに人も車もいない状況で、カロリー補給のためのドライパイナップルを乗車中にパクパク食べてましたが、気分転換にもなるし元気も復活するしでかなり良かったです。ただ、そんなリスクの少ない状況でしたから、左手でハンドルとドライパイナップルの袋の両方を持ち、右手で袋から出して食べることができましたが、普通に車や人の往来がある道ではその方法は危険ですね。
POTA BIKE（ポタバイク) ハンドルステムポーチ2を購入
そこでこの機会に以前から気になっていたステムバッグを買って使ってみることにしました。購入するつもりで調べてみるとかなりの数のステムバッグが売られていたので迷いましたが、最終的には大きさ、機能、値段、そして色のバランスで、POTA BIKE（ポタバイク) ハンドルステムポーチ2のオリーブ色に決めました。
大きさはほんのちょっとだけ大きめの直径11cm。多くのステムバッグは直径10cmで、それらはおそらくボトルに最適化されているのだと思うのですが、私の場合はボトルよりも補給食の収納が目的なので余裕を持たせました。
機能としては、欲しかったのはサイドのメッシュポケットです。今使っているBlackburnのトップチューブバッグにも上面にメッシュポケット付いているのですが、これが塩タブレットとか（汚い話ですが花粉症持ちには深刻な問題である）乗車中に鼻をかんだティッシュとかをとりあえず入れておいたりするのに何気に便利です。（下の画像は利用中のBlackburnのトップチューブバッグ）
ステムバッグではメッシュポケットが側面に来るので使い勝手はもっと良さそう。例えば、ポケットティッシュとか（使いませんでしたが）北海道に持って行った熊除けの携帯ラジオとか入れておけますね。
もう一つ欲しかった機能が水抜きの穴です。ロングライドの最中には残念ながら雨に降られることもあります。私の場合パニアやハンドルバーバッグなど、他のバッグは完全防水のものにしているので、それらのバッグに関する限り雨を気にする必要はありません。しかし、ステムバッグの場合、その用途から考えて、ロールアップや蓋を被せるような作りで完全防水にすると利便性が落ちることを恐れてか、多くの製品が巾着絞りの開口となっていて、防水性はほとんど期待できません。(Restrapのバッグは完全防水でしたが、お値段がややアレなのと、乗車中に補給食を取り出すときにやはりフラップ部分が邪魔になりそうで私の使い方には合わなさそうです。)
となると、雨が降ってきたら、バッグの中身(私の想定では補給食)をハンドルバーバッグなどに素早く移し、ステムバッグは濡れるのを構わず放置ということになりそうですから、内部に溜まった雨を排出するために底に水抜きの穴が空いていることは大切な機能だと考えています。しかし、通販サイトの説明や写真でその水抜き穴があるかどうかはっきりとわかる製品はあまり多くありませんでした。POTA BIKE ハンドルステムポーチ2では商品写真で底面に水抜き穴があるのが分かりました。
初めて買うものなので価格もあまり冒険せず、色は他のバッグが黒、グレー、オリーブ色ですから、さらに色を増やさないようにその3色から選ぶことにしました。
到着、装着、ファーストインプレッション
届いたPOTA BIKE ハンドルステムポーチ2、大きさや色、機能、ほぼ期待通りです。
早速自転車に装着してみましたが、装着する過程で、この商品は本当にユーザーのことを真剣に考えて作られていることが分かりうれしくなりました。
まず、製品には簡単な取扱説明書が同梱されているのですが、その中のQRコードから製品紹介や装着方法を紹介しているウェブページにアクセスすることができます。そして、そのウェブページの内容の充実度がすごいです。自転車用品でこんなに充実した製品情報ウェブページはほとんど見たことありません。これから購入する人だけでなく、購入した人にも役に立つ情報が満載です。
もちろん底面の水抜きの穴もちゃんと開いており仕上げもとてもきれいです。各部の縫製もきれいでしっかりしています。
様々な自転車にぴったりと装着できるように、ハンドルバーやステム、ヘッドチューブにバッグを固定するためのベルトがいろいろなポジションで調整できるようになっています。下の写真で〇を付けたような各所にベルトを通すベルトループがあるため調整範囲がとても広いです。
ステムに装着して、補給食（塩レモン）を入れてみました。イメージ通りです。
サイドのメッシュポケットにポケットティッシュを入れてみました。ばっちりです。
本当に至れり尽くせりの造りでお手頃なお値段、POTA BIKEさんには今後も使い勝手の良いいろいろな製品を作ってもらいたいです。
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