キャンプフル装備時のフロント周りのブレ

1月に館山に自走キャンプツーリングに行った時、モノラルGRのフロント周りがブレる現象が多発しました。顕著だったのは長い下り坂。ペダルを回さずに下っている際、ホイール、フォークハンドルがブルブルします。ちょっと怖いくらい振れる時もありますが、ポジションを後ろに取り、前輪への荷重を少なくするとかなり緩和されます。

1月館山キャンプのフル装備

その時はなぜ急に?と思ったのですが、よく思い起こしてみると、昨年9月にGRを購入して以来、キャンプ道具フル装備で走行したのは、その館山行きが初めてだったのでした。輪行自体は10月の宮崎ツーリングで行っていましたが、その時はキャンプ道具と共に宮崎空港に降り立ったものの、天気がどうしても回復しないため急遽ホテル泊に切り替えました。キャンプ道具は空港のコインロッカーに入れて、走行時の装備はリアのトランクバッグとハンドルバーバッグのみでした。フル装備の時は、それにリアの左右パニアバッグ、フレームバッグ、フロントフォークバッグにキャンプ道具が満載されるので、総重量では10kg以上重くなります。そのため宮崎の時には問題が発生しなかったのでしょう。(当然、先日の鹿児島輪行もキャンプではなかったので全く問題ありませんでした。)

去年10月の宮崎はホテル泊で結構身軽

ということは、疑わしいのはフロントフォークバッグ?しかし、フロントフォークバッグは以前のNESTO GAVELの時は問題なく利用できていたので、今回の問題は新しい自転車の何かに問題があると考えるのが自然ですね。

  • フロントフォークのヘッドパーツの緩み?
  • フロントフォークバッグ取り付け用のマウントがフォークにしっかり取り付けられていない? 
  • ワンバイエスのカーボンフォークの剛性不足?

確認してみましたが、ヘッドパーツもフォークバッグの取り付けマウントも特に問題はなさそうです。フォーク自体の剛性は確認する手段がないのでとりあえずスルーします。

次の可能性は装備の重量が重すぎるという可能性。装備重量が増えるとフォークやホイールへの負担が増えます。特にホイールに関しては「可能性」ではなくて、確実に荷重オーバーになっています。

現在使っているホイールはフルクラムの「レース3ディスク」です。

Bitly

このホイールはロード/グラベル兼用のホイール、つまりそんなにガチガチのグラベル仕様ではない、ある程度軽量化も考慮したホイール(前後で1660g)で、耐荷重(ライダー+車体+装備)は109kgです。私の体重は80kgほどですので、残りのすべてを29kg以内に収めないと耐荷重を超えてしまいます。しかし、現実的にはいつもの飛行機輪行で預け入れる荷物(自転車+装備の一部)だけでおよそ20kg(それ以上は超過料金がかかるため)、そして持ち込み手荷物のバッグが10kg。そこまでですでに30kgですので、ホイールの耐荷重+1kgになっています。さらに、身の回りのもの(スマホ、タブレット、モバイルバッテリー、カメラ、ヘルメットなどなど)を入れた小型のパッカブルリュックが4kgくらい?着ている衣類やシューズなどが2kgとして、結局体重を加えた総重量は116kgにもなり、ホイールの耐荷重を7kgも超えてしまっているのです。

しかし、そのフルクラムのホイールと同程度のキャンプ装備で、NESTO GAVELでは問題は発生していなかったので、やはりカーボンフォークの問題なのでしょうか?よくわからなくなってきました。ただ、ブレが出る出ないに関わらず、ホイールの耐荷重に対して7kgオーバーというのは非常によろしくないですね。

もう少し考えてみると、1月の館山の旅に特殊であった事情がありました。上の飛行機輪行時の装備重量は4月〜10月という比較的温かな時期のものです。対して、1月は完全に冬。冬のキャンプサイクリングの装備は春、夏、秋の装備に比べてさらに数キロ重くなります。サイクリングウェア、防寒着、冬用マット、冬用シュラフ、寒くないテントなど、おそらく3kgくらい違ってくるんじゃないでしょうか?ウェアに関しては着替えも含め、ビブショーツではなく厚手のビブタイツ、普通のサイクルジャージではなく厚手のサイクルジャケット、上下ダウンなどの防寒着、300g違うシュラフ、500g違うテント、250g違うマット、などなど。となると、私の冬のキャンプサイクリング装備はホイールの耐荷重を10kgオーバーということになってしまっています。コレは対策が必要です。

とはいえ、今までも結構頑張って軽量化してきており、今から装備を10kg削るのは現実的に不可能なため、装備の若干の軽量化と新ホイールの導入の両面から対策してゆこうと思います。(元々の「ブレ対策」から遠回りしている疑惑…)

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