【飛行機輪行】高知三泊四日(二日目)

高知への飛行機輪行キャンプ旅2日目、スーパーホテル高知で6時に起床。折角なのでまずはホテルの温泉で朝風呂。その後ホテルのバイキングでしっかりと朝食をとり、7時半にチェックアウト。

ホテルの駐車場で輪行解除。

8時出発。良い天気です。まずは高知市街を南下し桂浜方面へ。  

海沿いに出るT字路付きあたりにある「ドライブイン西村食堂」の駐車場脇で開店前のお店の方がカツオのタタキを仕込んでいたので自転車を止めて見学させてもらいました。私も自宅でカツオの藁焼きを作ることがあるので非常に参考になりました。まず火力がすごいです。そして、こちらのお店では藁ではなく、松葉や松ぼっくりを使うということ。こちらの方がコクが出るようです。ただし燻すぎるとエグみが出てしまうとのこと。自分で自宅でやる場合、松葉や松ぼっくりは十分な量を確保するのが難しそうですが、藁を使う場合でももっと火力を強く、また強い香りをつけるために燻製用チップなどを混ぜるのは良さそうです。ちなみにこちらの「ドライブイン西村食堂」、後から調べたら非常に評判のよいお店でした。

松葉と松ぼっくりが炙りの燃料
ドライブイン 西村食堂 (桟橋通五丁目/食堂)
★★★☆☆3.29 ■リニューアルオープンいたしました!!お待ちしております!! ■予算(昼):¥1,000~¥1,999

桂浜の手前で浦戸大橋という大きな橋を渡ります。かなり高さのある橋で、浦戸湾から太平洋まで見渡せる絶景です。

浦戸大橋の上でパノラマ写真

橋を渡るとすぐに桂浜の入口ですが、坂本龍馬の像などがある桂浜公園までは長い下り坂(帰りは上り坂)があり、立ち寄るだけで結構時間がかかりそうであったためパス。まっすぐ海岸沿いに進み、太平洋岸を西に進むことにします。

海岸沿いは風も強くなく快適なライドです。途中、堤防上や砂浜に逸れてみたりとゆるゆる進みます。15kmほど走ってローソン土佐宇佐町店で休憩。この時点で午前10時過ぎ。ほぼ予定通りです。だんだんと気温も上がってきました。ここから昼食を予定している須崎の街まで約20kmです。

ここまでの海岸沿いは平坦ですが、ここから須崎まではややアップダウンがあります。とはいえ、嫌になるような登りはなく、きっちり1時間で洲崎の町に到着です。海岸沿いの須崎仁ノ線は交通量が少なくリラックスして走れる良い道でした。

須崎では早めに昼食を済ませて須崎駅に向かい、土讃線の列車に乗って30km先の窪川まで輪行移動の計画ですので、列車に遅れないように気をつけます。

昼食に選んだのは須崎のご当地グルメ「鍋焼きラーメン」。評判の良かった「橋本食堂」に行ってみました。店先に自転車を停めさせてもらい店内に入ると開店からあまり時間が経っていないにもかかわらず結構お客さんが入っていました。大方は地元の方に見えます。定番の鍋焼きラーメン大盛り730円を頼みます。ラーメンが出てくるまで予想より時間がかかり、列車の時間に間に合うかちょっとだけハラハラしましたが結果的には問題ありませんでした。

鍋焼きラーメンはその名の通り鍋の中で煮込んだラーメンでしたが、グツグツしているにも関わらず麺はしっかりと腰があります。また、質の良い地鶏でスープをとっているようで、出汁も鶏肉もとても美味しくて自宅の近くにあったら頻繁に通ってしまうような味でした。

橋本食堂 (土佐新荘/ラーメン)
★★★☆☆3.58 ■予算(夜):~¥999

昼食後は800mほど自転車を漕いで須崎駅に向かい駅の軒先で輪行準備。

ここで今回のために新しく買った横型の輪行袋の登場です。ライドの途中での輪行移動は、なるべく楽チンに自転車キャンプ旅を行うための新しい試みですが、輪行の準備や解除に手間や時間がかかり過ぎては元も子もありませんから、作業がなるべく簡単に短時間で済むように前輪を外すだけで輪行可能な横型輪行袋を試してみることにしました。今回購入したのはタイオガの「29er コクーン」という29インチのMTBまで収納できる横型輪行袋です。すでに2年ほど使っている縦型の輪行袋も29インチのMTB対応で、29インチ用ならリアキャリアを付けたグラベルロードも収納できることが確認できているので、横型も迷わず29インチを選びました。

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今回の出発前に自宅で一応フィッティングしてみたのですが、新しいトランクバッグを装着するための自作のリアキャリアの天板を付けたままだとちょっと厳しかったです。しかし、リアキャリア天板は5本のインシュロックで止めているだけなので、外すのも再装着するのも大した手間ではありません。外すときはハサミでパチンパチン切ればOKで所要時間1分以内、装着するときはインシュロックを5本締めるだけですのでこちらも3分もあれば完了します。(ちなみに縦型の輪行袋は天板を付けたままで何とか収まりました。)バッグ類も全部外して、IKEAのフラクタバッグに収納。

自作のキャリア天板

利用した列車はJR四国土讃線特急あしずり3号。須崎発12:30、窪川着12:58、およそ30分の乗車です。同区間の自転車での距離はおよそ30km。しかし、途中長いトンネルが2つ。さらに9kmちかい平均4~5%の登り坂があるため、自転車で走るとおそらく3時間弱かかるでしょう。となると、陽のあるうちに予定していたキャンプ場に到着することができなくなるため、この区間で鉄道を利用するのはアリな選択と思いました。

ちょっと大荷物ですが、列車も予想通り空いています。荷物は他の方の邪魔にはならないようにデッキに置いて自分もデッキに立ったままで移動しました。

窪川駅に着くと、なんと想定外の雨が降っています。事前には全くその予報がなかったため戸惑いました。窪川駅で現地のリアルタイムの雨雲レーダーを見ても雨が降っているという情報はありません。

しょうがないので、とりあえずは輪行解除しつつ、雨がやまないか様子を見てみます。もし、降り続くようなら予定のルート上に当日の宿を探すことにしました。しかし、幸いなことに出発の準備をして一息ついている内に雨はかなり小降りになったので、予定していた駅の近くのスーパーに向けて出発。スーパーで夕食と翌日の朝食を買いだして外に出るころには雨はすっかり止んでおり安堵しました。買い出しした食品や氷の収納で、今回から投入したROCKBROSのクーラートランクバッグが期待通りの大活躍です。

スーパーから予定しているキャンプ場まではおよそ35km。ほぼ下り基調ですので休憩も入れて2時間ちょっとあれば到着する予定です。午後2時15分ごろスーパーを出発。

スーパーを出発して1㎞も走らないうちに、今回の旅で四万十側と初対面。四万十川自体は以前にも車で来たことがありますが、自転車で橋の上から眺めると感慨ひとしおです。

あとは国道381号で四万十川を左に見ながら快適に走行します。道の駅四万十大正で休憩して鮎ソフトクリームのおやつ。鮎ソフトといっても鮎の形をクッキーが乗っているだけのソフトクリームですが、あっさり味のクリームでかなり美味しかったです。ここまで来るとキャンプ場までは残り13km程度ですので気が楽です。

最後、国道から左折し急坂をおり、第一三島沈下橋を渡ると今日の目的地「三島キャンプ場」です。

三島キャンプ場 – 高知県四万十川キャンプ場
国道から川の向こうに見える三島キャンプ場
キャンプ場には第一三島沈下橋を渡って向かいます

16:15ごろ到着。受付に行くと管理人のおばちゃんは、帰る準備をしていたところでギリギリセーフといった感じでした。利用料とペットボトルの水、薪、ゴミ袋を購入します。もし、おばちゃんが帰っちゃっていたら薪もゴミ袋も買えなかったので助かりました。その後、なんとか明るいうちにサイトの設営を終えることができて一安心です。

10月とはいえ南国土佐。設営の間に何か所か蚊にやられてしまいました。そこでいつものように蚊取り線香の結界を作ります。まずはハイボールで乾杯。

チェアの周りに蚊取り線香を4か所セットし結界を結びます

コインシャワーをシャワーを浴びてすっきりしてから焚火を起こし、一人宴会の開始。カットパイナップルやチーズ、おでんなどをおつまみにスキットルで持ってきたウイスキーでハイボール三昧を楽しみます。締めにおにぎりを食べて終了。

カットパイン

キャンプ場は本当に静かで私以外には2~3組しか宿泊者はいませんでした。

焚火の始末をして良い気持ちで就寝。

本日の自転車での走行距離 85㎞ 

鉄道での移動距離 およそ30km

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