【飛行機輪行】3泊4日周防大島一周(2日目:ライド初日)

さて、周防大島キャンプツーリング2日目。1日目は完全に移動日でしたので、今日がライド初日となります。

朝食はホテルのビュッフェです。早めに出発したかったので、朝食に向かう際に自転車と荷物はすべて朝食のレストラン前のロビーまで下ろしてしまいます。朝食を食べたらそのままチェックアウトして、ホテルの前で自転車を組み立てて出発です。

出発時の気温は8度。

まずはホテルからすぐの徳山港で朝日を浴びて身体を目覚めさせ、その後JR山陽本線の線路沿いに東へ進みます。

その後、室積(むろずみ)からは、海岸沿いの道を右手に瀬戸内海を見ながら進みます。日差しはいっぱいありましたが、風が強めでやや気温が低いです。とはいえ、風は西風で、今日はほぼ全行程東に向かう私にとっては始終追い風でむしろ好都合です。

写真を撮るためにちょこちょこ止まりながら、途中1回ファミリーマートで休憩、そして予定通り2時間ちょっとで出発から40㎞ほど進んだ先にある柳井の街に到着しました。

柳井では「ホシフルーツ」というフルーツパーラーで、おやつにフレンチトーストをいただきました。フルーツパーラーのお料理ですので、たくさんのフルーツが添えられていて、フルーツ好きの私には最高の補給食です。

ホシ フルーツ (柳井/洋菓子)
★★★☆☆3.35 ■フルーツの目利き×パティシエのお店 ■予算(昼):¥1,000~¥1,999

柳井を出発して再び瀬戸内海沿いを東に進みます。

10kmほどで、周防大島(屋代島)に渡る周防大橋に到着します。

正面にこれからわたる周防大橋が見えます

周防大橋はとても高くて長い橋(1080m)で、自転車は歩道を通行するようになっていますが、高いところが苦手な私にはやや苦行でした。ぞわぞわを感じながら橋の下を通るフェリーや漁船を眺めながら渡っていきました。このような島にかかる橋ではありがちですが、橋の下は目で見ても潮の流れがとても速くて、それもちょっと怖い感じです。

今回は時計回りに島を回る予定ですので、橋を渡った交差点を左折します。交差点にある「SUO OSHIMA」というオブジェ(?)は周防大島関係のYoutube動画ではほぼ100%の確率で登場するヤツです。

島での最初の目的地は「鮨くぼ田」というお寿司屋さんで、昼ご飯はそこでお寿司を食べる予定です。ライドの途中で寿司を食べることはいままでほぼ無かったと思うのですが、Youtubeで紹介されていたのを見てどうしても食べてみたくなりました。島にいくつもあるハワイアンレストランは今回はパスです。

「鮨くぼ田」までは周防大橋からは3km弱ですので、自転車でもあっという間です。シンプルで清潔感のある外観。

おまかせのランチをいただきました。

大正解でした。想像していた通りとても美味しいです。本当に全部美味しかったのですが、スマガツオと煮穴子、サワラの炙りが特に印象に残りました。スマガツオは「とにかく美味い」とは聞いておりましたが、今まで口にしたことがありませんでした。今回お寿司としていただけたのは非常にラッキーでした。旨味が強く最高です。

デザートに豆腐のぜんざいもいただきました。さっぱりと優しい甘さでお寿司の後にぴったりです。

途中、私以外お客がいない時間がちょっとあったので、大将ともいろいろお話しできて楽しい時間でした。横浜から来たこと、島を自転車で回って今夜は島のキャンプ場でキャンプの予定であることなど、お話しすると「この数日冷え込みがキツいので風邪を引かないように」と大きなミカンを2ついただきました。これはうれしいです。フルーツは大好きなのですが、ソロキャンプだと量が多すぎて買えないことが多いのです。

「鮨くぼ田」、またぜひお伺いしたいです。

次の目的地は海岸沿いに走って8km先の「ヤマト運輸山口周防大島営業所」です。そこであらかじめ送ってあったキャンプ道具一式を受け取ります。やや坂はあったものの快走区間。無事に荷物を受け取り自転車に搭載。

受取った荷物の中のパニアバッグとフォークパックを装着して、今回の旅で初めて自転車はフル装備に。ここまで来ると今夜のキャンプ場までは残り15kmですから、今回はちょっとズルをした気分ですね。

道の駅「サザンセトとうわ」も立ち寄り、奥さんへの定番のお土産、その地域の名産の「塩」を買います。この道の駅で買える「龍神乃鹽(りゅうじんのしお)」はまさに周防大島で製造している塩なので今回のお土産としてはこれ以上の物はないです。今までもいろいろな場所で現地を塩を買ってお土産にしていますが、味を比べてみると本当に様々で、料理ごとに塩を使い分ける楽しみもあります。かさばらない点も自転車乗りには助かりますね。

次に、道の駅のちょっと先の「JA山口県 Aコープ東和店」で今夜の晩御飯と明日の朝食の買い出しです。かなり小さいお店で品数も少なかったですが、おでんパック、カップラーメン、レトルトの角煮、菓子パン、フルーツ缶詰など、夜にお腹が空いてしまうことだけは無いように買いこみます。

買った食べ物はパッカブルのリュックに詰めて背負い、結構西に傾いた陽を背中から受けて最後の8kmを漕いでいきます。

午後4時に周防大島町青少年旅行村のキャンプ場に到着。逗子ヶ浜という砂浜の奥の松の林の中のキャンプ場です。

周防大島町青少年旅行村

このキャンプ場は予約が必要ありません(というか出来ない)。しかし、受付ではカセットコンロボンベや薪、着火剤など販売しており、しっかりと管理されているキャンプ場のようです。私以外にはソロの男性が1名いるだけのようでした。

砂地のため場所によってはペグが効かず、やや手間取りましたが設営完了。西風は依然強いもののキャンプがつらいほどではなく、また時間とともに弱まってゆく予報でしたので、心配はありませんでした。

設営完了後「鮨 くぼ田」でいただいたミカンで一息付きます。1日走った身体に甘酸っぱいミカンが沁みます。その後は、お湯を沸かしてウイスキーのお湯割り。

松ぼっくりや枯れた小枝を焚き付けに焚火を起こします。やはり松ぼっくりは優秀な焚き付けですね。ちょうど松を伐採した直後らしく、切った枝を集めてある場所に大量の松ぼっくりが落ちており、苦労せずに火を起こすことができました。

気温は低いですが、おでんをクッカーで温め、ウイスキーのお湯割りのアテにすれば、すぐに身体は暖かくなります。〆にカップラーメンに角煮をぶち込んだ角煮ラーメンを食べてお腹いっぱい。酔いも手伝ってぐっすり眠れそうです。

波の音を聞きながら10時半就寝。

本日の走行距離 86.5km

距離の割には、西風に背中を押されて楽に走り切ることができました。また、ヤマト運輸の営業所でキャンプ道具を受取って積載した後に、今年悩まされていたフロント周りのブレが発生するかどうか、今回の機材チェックポイントだったのですが、長い下りで結構なスピードを出しても、今まで感じていたブレは全く感じませんでした。チタンフロントフォークへの換装は正解でした。

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