Nesto Gavelの後継のキャンプ旅用自転車のフレームはモノラルバイクスのチタングラベルフレーム、「GR」とすることが決まり、次はパーツを選んでいきます。
以下のパーツはNesto Gavelで使っていたものをそのまま移植します。
ホイール | フルクラム レーシング3 DB |
ハンドル | ディズナ バンディー2 LL (445/530) |
STI | シマノ ST-5800 |
サドル | ISM PL1.0 |
リアキャリア | オルトリーブ |
新たに購入することにしたのは以下のモノ
ディスクブレーキキャリパー | EQUAL 機械式ディスクブレーキキャリパー |
クランクセット | シマノ GRX FC-RX600-2 46x30T 11段用 |
フロントディレイラー | シマノ FD-RX810-F |
リアディレイラー | シマノ RD-R7000 11S GS |
リアスプロケット | シマノ CS-HG700 11S 11-34T |
BB | TOKEN Ninja BB841T-46 |
ヘッドパーツ | ウルフトゥース ヘッドセット |
シートポスト | TNI LW168 カーボンシートピラー |
その他小物(バーテープやワイヤー類) |
以下、それぞれのパーツの選択の理由ですが、洗車している余裕がなかったので汚いままの写真ですみません。
ホイール:フルクラムレーシング3 DB
フルクラムレーシング3 DBはオンもオフもいけるオールロード系のアルミホイールです。チューブレスタイヤ、ディスクブレーキ対応です。フレームと同じく飛行機輪行時の破損リスクを考え、カーボンではなくアルミ製のホイールを選択。前後で1660gとのグラベル対応のアルミホイールとしては計量です。私は海外通販から直接買ったので日本円換算で送料込み63000円位でした。値段と性能とのバランスが気に入っています。キャンプ旅用自転車のホイールとして利用する場合に気をつけなくてはならないのは耐荷重です。レーシング3DBの耐荷重はライダーと自転車・装備あわせて109kgです。私は体重が80kgほどなので、ホイールの耐荷重までの余裕が29kgしかありません。私の通常の自転車キャンプ仕様では自転車+装備で30kgを目標としていますが、実際にはいつも2〜3kgオーバーしているはずですので、対荷重を超えての使用になっていることが多いのではないかと思います。体重を減らせばよいのですが、それが一番難しそうです。
ハンドル:ディズナ バンディー2 LL (445/530)
幅上445mm 下530mm、フレア20度のグラベル用アルミハンドルです。重量280g、購入価格は5900円。こちらもコスパが良い製品だと思います。カーボンではなくアルミにした理由はオルトリーブのハンドルバーバッグの取り付け方法はカーボンハンドルをサポートしていないためです。一番最初にNesto Gavelに装着した時にはその幅の広さに違和感を感じましたがすぐに慣れてしまいました。選んだ一番のポイントはハンドル中央の31.8㎜区間の長さが180㎜あること。私はオルトリーブのハンドルバーバッグ取付用アタッチメントを付けたり、スマホマウントやライトを装着するためにKCNCのブルべマウントを付けたりしているのでハンドル中央部に十分な長さで、いろいろ探していたのですが、なかなか見つからずようやく探し当てた一本です。
STI:シマノ ST-5800
定番105系の11速対応STIです。ブレーキはワイヤー式です。STIは新品で買うと結構なお値段となるので初期コストを抑えるためにハンドルごと移植することにしました。すでに旧型ですが機能は十分です。
サドル:ISM PL1.0
1年以上ずっと使い続けているISMサドルです。形状的に股間を圧迫しないため快適です。長距離乗ると座骨あたりはちょっと痛くなりますが、トップがフラットなためポジション調整が行いやすく、乗ったままリカバリーすることが可能です。我慢しなくてはならないのは重量です。私のモデルはレールがチタン合金でISMサドルの中では特別重い方ではないのですが、それでも318g・・・。新品は26000円位と結構良いお値段ですが、ヤフオクで新品同様を12000円で購入することができのはラッキーでした。
リアキャリア:オルトリーブ バイクラック RACK3
パニアバッグとトランクバッグもオルトリーブ製品のため、バッグの装着が行いやすく、またしっかりと固定できます。輪行時に素早く位置をずらして荷姿を小さくできる点がとても便利。
ディスクブレーキキャリパー:EQUAL 機械式ディスクブレーキキャリパー
今回新規購入した中のハイライト。輪行で人気のないところまで出かける場合は、個人的にまだワイヤー式のブレーキの方が安心です。油圧ブレーキでオイル漏れなどを起こした場合を想定して、予備のオイルラインやOリング、補充用のオイルなどを携行するのはちょっと大変。それらを現地調達できるショップもまだそんなに多くないでしょう。ワイヤー式ならワイヤーさえ持っていれば自分で修理できる可能性が高く、ブレーキ用のワイヤーは多くのショップやホームセンターなどで入手できます。というわけで、ワイヤー式ディスクキャリパーでは定評のあるEQUALを選択しました。
クランクセット:シマノ GRX FC-RX600-2 46x30T 11段用
Nesto Gavelでも同じRX600のダブル46/30Tを使っていました。46/30Tでリアスプロケットを11-34Tにすれば重いキャンプ道具一式を積んでも登れます。Nesto Gavelからの移植も考えましたが、Nesto Gavelを近いうちに別の目的で使う予定もあるのでそのまま残し、Monoral GRのためには新品を購入。長さもNesto Gavelのモノと同じ165mm。ロードで使っている170mmよりも自分には合っているようです。
フロントディレイラー:シマノ FD-RX810-F
105やアルテグラなどのロードコンポーネントとグラベル用のRXではチェーンラインが違うため、クランクセットにRXシリーズを利用するとフロントディレイラーもRXシリーズでそろえる必要があります。(具体的にはRXの方がロードよりもチェーンラインが若干外側に設定されているようです。)RXシリーズで11速対応のフロントディレイラーはシマノ FD-RX810-Fしか用意されていないため、自然とそちらを利用することになります。(Nesto Gavelでも同じFDを利用していましたが、移植はせずにクランクセットと一緒にNesto Gavelに残しました。)
リアディレイラー:シマノ RD-R7000 11S GS
リアのスプロケットに11-34Tを使いたかったので、リアディレイラーはロー側のキャパシティの大きいRD-R7000 11S GSを選択。
リアスプロケット:シマノ CS-HG700 11S 11-34T
Nesto Gavelでは11-32Tを使っており、それでも坂が登れないということはなかったのですが、10%を超える坂ではかなり苦労していました。そこで今回は11-34Tに変更。
BB:TOKEN Ninja BB841T-46
BBにはロードバイクでも使用しているTOKENのNinja BBを使用。Monoral GRのBB規格はPF30のため対応品番はBB841T-46。プレスフィットBBを自分でフレームに装着しようとする際、正しく真っ直ぐに圧入するには専用工具を使っても結構気を使いますが、このBBは左と右のBBをフレームのボトムブラケット部分の内部でネジで連結させるタイプのため、丁寧に締めこんでいけばかなり簡単に圧入ができてしまうという優れものです。
ヘッドパーツ:ウルフトゥース
ヘッドセットは、未舗装路も走ることを考えるとシールドベアリングのものを選びたかったので、定評のあるウルフトゥースのセットを選択。サイズはZS44/28.6、下ワンEC44/40。新色らしい「エスプレッソ」という色がお気に入り。
シートポスト:TNI LW168 カーボンシートピラー
Nesto Gavelとシートポスト径が違うため、シートポストも新調する必要がありました。モノラルGRのシートポスト径は27.2㎜とやや細めですロングライドの時の疲れをちょっとでも軽減するために、カーボン製では比較的お手頃な台湾TNI製の LW168 カーボンシートピラー。
飛行機輪行やキャンプ旅など乱暴な使い方が多いため、高級パーツはなるべく避けて実用性、耐久性優先で選んだつもりですが、合計すると結構な金額になってしまいました。ガシガシ使いながらも大切に末永く乗っていきたい自転車に仕上がりました。
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