ライド2日目。キャンプ場で起床した後、簡単に朝食を済ませ撤収。Mさんと名残を惜しみつつ、再会を約束して出発です。

今日は島の西側半分を走ります。

まずは空港に立ち寄りキャンプ道具などをコインロッカーに預けて身軽になった後で、底原(そこばる)ダムまで登ります。途中自動販売機で売っている冷凍パインをオヤツに仕入れクーラバッグに入れます。

ダムを右手に見つつ坂を登っていき、於茂登トンネルを抜け、島の北側に降りてゆきます。海岸沿いの突き当たりのT字路を左折し、米原のヤエヤマヤシの群落と近くの米原ビーチに立ち寄りました。


その後、道沿いに見つけたレストランで昼食。いい具合にお腹が空いており豚肉のソテーを美味しくいただきました。

次に川平湾南側の名前のわからないビーチに立ち寄りました。このビーチは、海岸沿いの道路から海に向かってかなり降りていった先にあります。入り口に看板もなくレンタカーでは入っていくのをためらうような感じです。(ヤギがいます笑)

訪れる人も少なそうで秘境感が素敵です。このビーチの砂は硬く締まっており、太めのグラベルタイヤならば自転車で走ることもできます。私の30cでは止めておきましたが、Sくんの45cなら問題なく走れました。

今回は時間の関係でいわゆる「川平湾の展望台」方面は行きません。私たちの次の目的地は島の西側に飛び出た半島にある石垣御神崎灯台です。右に折れれば川平湾方面のT字路を左折します。島の西側、屋良部岳のある半島は前回の旅で回れなかったため、私にとっても未知のエリアです。
朝から全般的に薄曇りの空でしたが。半島に入ってからは青空になりました。車はほとんど走っておらずとても走りやすい道です。石垣御神崎灯台に到着。
お先の方まで行くとかなりの風でしたが絶景です。来てよかった!と写真を撮っていたらポツポツと雨が降ってきました。頭上は腫れているので、北側から近づいてくる雨雲から雨粒が風に煽られてきているようです。


灯台からの私たちの進路は南下でしたので、雨雲から逃げるように頑張りました。少々降られたものの気になるほどではなく気持ちが良い程度でした。
半島の道は両側に木々がみっしりと生えたジャングルのようなところもあり、そこを走っている時にいきなりイノシシがダッシュで目の前を横切って行きました。当たらなくて幸いでした。前回もリュウキュウイノシシを目撃したので、これでリュウキュウイノシシ遭遇率100%。石垣島の山にはかなりの数のイノシシがいるようです。
雨からの逃げ切りには成功したようで、大崎ビーチ付近に差し掛かる頃には快晴に戻っていました。海が青いです。
半島の南側付け根のT字路からはしばらく海抜0mを海沿いに走ります。「一本マングローブ」の近くの小さな公園で休憩。午前に買っておいた冷凍パインを食べます。酸味と甘味がライド中のおやつにぴったりです。


宮良農園の辺りで左に外れて市街地までのショートカット。距離は短いもののしっかり登り。ここまで km以上走ってきた脚にはなかなか堪えます。
登り切るとそこから石垣島の市街地まではダウンヒルです。市街地でSくんが家族にお土産を買いたいということで、地場産のものをたくさん取り扱っている石垣公設市場に行きましたが、残念ながらお休みでした。仕方なくちょっと走った先のスーパーに行きお土産購入。私はいつものようにご当地産の塩を購入して終了。Sくんは果物を買ってました。

そして、空港まで最後の13kmライド。雲が厚くなってきており雨が心配です。前回は空港手前5kmでスコールに遭い、空港に到着したときは着替えるのも大変なほどびしょ濡れでした。あの時の思い出が頭をよぎります。(前の記事を今読み返すと「(雨が)気持ち良かった」とか書いてますが、今思い出すのは「びしょ濡れで大変だった」だけです笑)
空港まではずっと緩やかな登りで、雨雲レーダーを睨みながら必死にペダルを漕ぎ続け、なんとか雨からは逃げ切ることができました。夕方5時に石垣空港到着。
輪行準備し、空港のカフェテリアで軽く食事をして搭乗、帰路につきました。2回目であっても石垣島は最高でした。前回は6月で真夏。今回は1月で真冬(とはいえ日中の気温は20度以上)でしたが、自転車乗るなら冬の方が楽ですね。しかし、旬のフルーツを満喫したり、動植物を含めて島全体のエネルギーを満喫したいのであれば、夏がおすすめです。
今回はリアのパニアバッグを省いて、代わりにハンドルバーバッグと大きめのフレームバッグで臨みましたが、積載量としては問題はありませんでした。また、ハンドルバーバッグとフレームバッグを自転車に装着したまま輪行ができるできるのは手間と時間の節約のつながりますね。
本日の走行距離:82.2km
獲得標高:835m

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