【飛行機輪行】長崎一泊二日のキャンプ旅(一日目走行編)

数週間飛行機輪行の準備を進めてきましたが、週末ついに長崎まで長崎一泊二日のキャンプ旅に行ってきました。

早朝、最寄りの駅から京急に乗って羽田空港まで。電車は予想以上に混んでいて京急蒲田での乗換の際には大きな輪行袋を持って乗り込むのがためらわれるほどでした。空港到着は6時9分、飛行機の出発は7時25分ですので、1時間15分ほど余裕があるはずでしたが、預け入れ荷物と機内持ち込み荷物の仕切り直し等を行っていたら、結構ぎりぎりとなってしまいました。

自宅での何回かのシミュレーションが功を奏し、預け入れ荷物は自転車とIKEAフラクタバッグの合計で19.6kgと一発で計量合格。持ち込み荷物も特にセキュリティでひっかっかることもなくスムーズに通過できました。

輪行袋の預け入れでは、横倒しにしたときにどちらの面が上になるか表示するためのラベルがJALのカウンターに用意してありました。自分でも一応養生テープにマジックで「こちら上面(下面)」の表示をしていったのですが、預け入れの際にお願いすればカウンターの担当の方がラベルを貼ってくれます。

国内線はLCC以外あまり乗ったことがない(笑)のですが、Wifiは無料で使えるし、スマホの充電もUSB Type Cで行えるなど快適です。意外だったのは、機内の飲食のサービスが飲み物しかなかったこと。完全に朝食の時間のフライトだったので、デニッシュくらいは出るのかと思っていたのでこれは予想外。かつては午前のフライトならばサンドイッチとか出ていましたが、今は飛行機も数多い交通手段の一つとして扱われるようになり、コスト削減、サービスの簡素化が進んでいますね。(それで航空券の代金が下がれば構わないと思います。)

長崎にはほぼ定刻の9時20分ごろに到着。良い天気です。預け入れたIKEAのバッグをターンテーブルで受け取り、自転車は職員の方がターミナルの中に手で運んできてくれました。

空港ビルの前で早速自転車を組み立て、バッグ類を装着し出発。

朝4時半に起きてから何も食べていなかったので、空港から出てすぐのところにあったファミリーマートでバームクーヘンとカフェオレの朝ごはんを食べます。私は日ごろからファミマのカフェオレ率がとても高いです。

初日の目的地は大村湾沿いをを反時計回りに65㎞ほど走った先にある四本堂(しほんどう)公園キャンプ場です。

キャンプ/バーベーキュー 西海市立四本堂公園
四本堂公園では気軽にキャンプやバーベキューがお楽しみいただけます。

ちなみに九州地方のキャンプ場ですと、下記の個人の方のウェブサイトにあるキャンプ場紹介がめちゃめちゃ詳しくて非常に参考になります。

四本堂公園キャンプ場(長崎)-細かすぎるキャンプ場レポ
長崎県西海市にある「四本堂公園キャンプ場」に行ってきました。大村湾を望む絶景サイトや直火OKの炉付きサイト、トイレ・流し台・温水シャワーなどの設備、釣りができるビーチなどの情報を、写真や場内マップとともに詳しく紹介します。

まずはJR大村線と並行して走る国道34号を北上してゆきます。この大村湾沿いのルートはホントに素晴らしいです。まず、どこも左に穏やかな大村湾を見ることができそれだけでもとても癒されるのですが、あちこちに国道から一本海沿いに走る小さな道があり、それらの道はほとんど海抜0~1m。つまり道のすぐ脇は海です。場所によっては防波堤も何もなくちょっとよそ見をすると海に落ちてしまうような造りのとこも結構ありました。しかし、完全な内湾となっている大村湾は波がほとんどないため、明るい時間なら恐怖感がほとんどありません。(夜は真っ暗でとても怖いと思います。)

ですので、そんな脇道を見つけては入って、しばらくしてまた国道に合流、なんてことを繰り返しながら順調に走行できました。

25kmほど走った川棚という町で昼食です。あらかじめ調べておいた中華料理「優」というお店で美味し太麺皿うどんをいただきました。

中華料理 優 (川棚/中華料理)
★★★☆☆3.38 ■予算(昼):~¥999

同じ町のダイソーで、今夜の燃料となるカセットガスボンベと固形燃料、またヘッドランプの予備の電池を購入しました。(しかし、火付け用のターボライターを買うのを忘れました。)

川棚から10数キロ走ると左側にハウステンボスが見えてきます。かなり広大な施設に驚きましたが、特に興味はなかったので門前を通過するのみ。

ハウステンボスからさらに10kmちょっと進んだところに海にかかる大きな橋がありました。西海橋です。300mほどの橋なのですが、この橋の下の海峡(針尾瀬戸)が大村湾が外の海とつながっている唯一の場所です。つまり、かなりの大きさの大村湾の海水はすべてこの海峡を通じて入ってきたり出て行ったりしているわけです。そのため、潮の流れは目で見てもわかるほど速く激しくて橋の下は渦潮が発生しています。はっきり言って高所恐怖症の私にはかなり厳しい場所でしたが、今回の旅で目にした景色の中では一番のインパクトでした。

「西海橋」(国指定重要文化財) | 長崎県

西海橋から2kmのところにある「らりるれろ」というハンバーガーショップで、おやつとしてベーコンエッグバーガーを食べます。素朴なバーガーですがとても美味しいです。最近流行りの巨大グルメ系バーガーではないため、おやつとしてはちょうどよい量でした。皿うどん食べてから2時間くらいしか経っていませんが、ずっと自転車をこいでいるため食べ過ぎ感はゼロです。

らりるれろ 西海橋店 (ハウステンボス/ハンバーガー)
★★★☆☆3.32 ■予算(昼):~¥999

泊りがキャンプの時は明るいうちにテントの設営を終えてしまいたいため、走っていても時間には敏感になりますが、ここから残りはもう15㎞くらいですので、気持ちにも若干余裕が出てきます。17kmほど走ったところにある「スーパーウェスト本店」で夜ご飯の食材とビールの買い出しをします。夜はアクアパッツアを作る予定でしたので、白身魚の切り身とアサリを探します。魚は天然の小鯛があったので切り身ではなく1尾丸ごと買いました。なんと340円。残念ながらアサリは置いてなく、プランをアクアパッツアからスープに変更。出汁用に小さな地蛸を購入。なんと350円。さらに、太刀魚のお刺身がめちゃくちゃ美味しそうだったので購入。なんと330円。1000円ちょっとでなんとも贅沢な海産物をそろえることができました。ミニトマトとニンニク、ビール、明日の朝のパン、クリームチーズも購入。

店先でくつろいでいた地元のご老人と大村湾での釣りの話など。いつもはチヌやアジが釣れるそうですが、今日は風が強くてだめだと言っていました。(実は私にとっては追い風でしたので恵みの風でした)

最後に丘を登って下って午後4時15分ごろキャンプ場到着。まだまだ太陽は高い位置にあるため、余裕をもって荷解きとテントの設営を行うことができました。本日の走行距離66.5km、獲得標高640mでした。

なにはともあれ眼前の大村湾を眺めながらビールを一本。

(続く)

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