【飛行機輪行】石垣島一泊二日(1日目)

6月も引き続きJALの「どこかにマイル」で飛行機輪行キャンプに行ってきました。今回の行く先は「石垣島」。今回申し込み時の候補は「那覇」、「熊本」、「鹿児島」、「石垣」で、この4か所ならどこに当たっても文句ありませんが、それでも石垣島はかなりラッキーでした。石垣島は沖縄県ですが、沖縄本島よりも圧倒的に台湾に近い場所に位置している(沖縄本島まで400km、台湾まで270km)ので、気候や自然など沖縄本島とはまた違っているでしょうし、自分のフリーの旅行で果たして石垣島を目的地に選ぶ機会があるかどうかとか考えると、今回「石垣島へ行きなさい」と決められたのは素晴らしいチャンスです。

当日は朝6時前に羽田空港に到着。飛行機の出発は6時45分ですから結構タイトです。しかし、飛行機輪行も3回目になると、電車降りてからの動線や自転車を預け入れる手続きにもかなり慣れてきて効率よく出発ゲートまで辿り着けました。3時間という国内線としては最長路線の一つですので、ゲート近くの立ち食いそばとさらに売店でカツサンドを買ってしっかりと腹ごしらえをしておきます。

飛行中に天気予報の確認。この1週間、天気予報が目まぐるしく変化し、雨の中の走行も覚悟しましたが、どうやら最後の最後でかなり持ち直したようです。

石垣空港到着は予定通り9時50分。自転車と預け入れ荷物を受け取り、早速いつもと同じようにターミナルビル前を借りて自転車を組み立て装備をセットして出発。それにしても暑いです。組み立て準備をしているだけで汗がポタポタ垂れてきます。天気予報で最近は最高気温30度くらいと知っていましたが、どうやら今日はそれよりも気温が上がりそうで

出発してすぐにターミナルビル外側の一角に自転車整備スペースがあることに気づきました。サイクルラックと空気入れも用意されています。帰りは利用させてもらいます。

空港から出て5分くらいでいきなりの気持ちよさ。車はほとんど走っておらず、でも道はとても綺麗。広い空が最高に気持ちがいいです。景色の良いところでちょこちょこ止まっては写真を撮ったりしているので、なかなか前に進みません。

海岸の方に下って行くと、河口に橋がありその橋の周囲がマングローブの林になっていました。橋のたもとから降りて行けるので、水際まで降りてマングローブを観察。もっとジャングルのようなところにあるのかと思っていましたが、市街地のすぐ近くにもあることにちょっとびっくりです。砂地にはハゼみたいな小魚がたくさんおり、私が近づくとピョンピョン逃げていきます。(Googleレンズで調べてみるとトビハゼというハゼの仲間のようです。)

市街地のスーパーで今夜キャンプで使うカセットコンロ用のガスボンベを買いました。市街地は普通に市街地で、スーパー、ショッピングセンター、飲食店、ホームセンターなどなど、暮らすには不自由はなさそうです。ダイソーもありました。

しかし、脇道から海の方へ入っていくとやっぱり南の島。海と空の色がホントに気持ちが良いです

そろそろお腹がすいてきたので、ここからはあまり寄り道をせず、予定していたステーキレストランに向かいます。

ステーキレストラン「坦たん亭」。精肉業者さんがやっている石垣牛のお店です。夜はキャンプで自炊ですし、キャンプ場も400円と破格の安さなので、昼は覚悟を決めて石垣牛ランチを頼みます。お値段約6300円!肉は柔らかく、油の甘さもしっかりあるのに、とてもサラッとしていてあっという間に食べれてしまう美味しさでした。

担たん亭|石垣牛専門店
石垣牛のステーキをはじめ、焼肉・牛たん料理等をご提供

昼食の後は、デザート代わりのフルーツジュースを目指して走ります。目的地は30km程先の川平ファームというフルーツ農園です。海沿いに左に西表島を見ながら走ってゆきます。海はとても穏やかでやはりあちらこちらでマングローブの林を見ることができました。

川平地区に入り、一旦川平ファームの前を通り過ぎて、川平湾沿いを北上。川平公園展望台も通り過ぎてから、適当な脇道に入り海辺に出てみます。脇道の入り口には野生のクジャクがうろうろしていました。(もともとはホテルで買っていたクジャクが逃げ出したそうなのですが、大繁殖して今では在来の虫を食べてしまったり、農作物を荒らす害鳥扱い、ということです。)白い砂浜でしばし休憩。海は鏡のように穏やかです。

来た道を引き返し川平ファームに戻り、特産のパッションフルーツジュースを飲みます。甘酸っぱくて自転車乗ってきた身体に沁みる美味しさです。

川平ファーム
石垣島の川平湾を眺める高台で、パッションフルーツの加工品を製造している専門店です。パッションフルーツ農家から始まり、気がつけば石垣島から世界へパッションフルーツの味を届けるお店となりました。創業30年以上の間愛され続けている製品は、パッションフルーツの果物らしい風味を閉じ込めた一品です。

そこからまた海岸線を10km程東に進み、桴海のT字路を右折。ここから若干の登りから於茂登トンネルを抜けて、底原ダムの堤防の上を走り、島の東側に抜け国道390号に入ります。ここまで来ると、キャンプ場までは残り9kmほど。時間はまだ3時過ぎですから、5時の受付終了時間には十分余裕があります。

途中、星野という集落で「星野共同売店」を発見。共同売店とは食料品や日用品を売っている地場の小さなスーパーのようなお店です。大きいスーパーは石垣港近くの石垣市街地にしかなく、島のその他の集落にはこのような「共同売店」があります。売っているものは野菜、簡単な総菜やスナック、お酒、ドリンク、日用品などなど。キャンプ飯用に凝った材料は買えませんが、一食を簡単に楽しむ程度なら十分です。キャンプ場の近くには「伊野田共同売店」という別の売店があるのですが、インスタでこの週末は休みであることが告知されていましたので、こちらで買い物を済ませてしまいます。八重山そばの麺とスープ、揚げ蒲鉾、豚タンの燻製、ビール、明日の朝食用のパン、そして氷を買って、5km先のキャンプ場に向かいます。

星野共同売店 - お店・団体 | やいまタイム

そのままキャンプ場でビール!でもよかったのですが、3kmほど進んだ先に「パインジュースゆんたく」というジューススタンド発見。やはり石垣島のパイナップルジュースも飲んでおかないと。濃厚で美味。

パインジュースのゆんたく - 石垣市/ジューススタンド | 食べログ
パインジュースのゆんたく (石垣市/ジューススタンド)の店舗情報は食べログでチェック! 【分煙】口コミや評価、写真など、ユーザーによるリアルな情報が満載です!地図や料理メニューなどの詳細情報も充実。

そして午後4時半に無事に伊野田オートキャンプ場到着。土曜日で結構なキャンパーがいるのですが、とても広々としているので、十分な間隔でサイトの設営ができます。

伊野田オートキャンプ場 | 伊野田自治公民館 | 石垣島
伊野田キャンプ場は石垣島北東部に位置し、自然に囲まれたオートキャンプ場です。テントサイトには電源・水道が備わり、共同炊事場・水洗トイレ・温水シャワーも完備。ビーチもあり、ファミリーキャンプにもおすすめ。

今回初めて実際に理由するLanshan 1テントは、Youtubeの動画を見ながら無事に設営完了。初回なので、確認しながら20分以上かかってしまいましたが、今後はおそらく10分ぐらいで立てることができそうです。

設営が終わった時点で午後6時くらいでしたが、まだまだ暑いです。暑いうちにシャワーを浴びてもまたすぐに汗だくになってしまうので、なるべく体をうごかさないようにチェアに座ってビールを飲みながら涼しくなるのを待ちます。7時過ぎにシャワー。200円で7分間暖かいシャワーで汗を流せてさっぱりしました。

夕食は、まずおつまみに揚げ蒲鉾とスモークタン。オリオンビールが進みます。その後は、お湯を沸かして八重山そばの麺を茹でて、別に温めておいたスープに入れて「素」八重山そば。薄味で出汁の効いたスープがとても美味しいです。

食後の片づけをして、またチェアでのんびりします。午後9時くらいでも27度くらいあり、テントに入るのはまだ暑すぎるので、撮った写真や走行軌跡をみながら、残りのお酒を飲んでだらだらしていましたが、10時くらいになってちょっと気温が下がった感じがしましたので就寝。無事に眠りにつくことができました。やはり、インナーが全面メッシュのLanshan 1テントを持ってきて本当に良かったです。トレックライズでは暑くて寝られなかったと思います。Lanshan 1なら25℃超えでも普通に寝られることが分かったのも大きな収穫でした。

本日の走行距離62.9km、獲得標高528km。のんびりした良いサイクリングでした。

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