私は人よりも蚊に刺されやすい体質のようで、とにかく蚊が寄ってくるし、あっという間に数か所蚊に刺されていることもよくあります。痒いのも大嫌いで、一度に4~5か所刺されたりすると軽くパニックなります(笑)。ですから、夏場は自宅の庭など蚊がいそうな場所にはなるべく出ないようにしているのですが、キャンプの時はそうも言っておられないので、如何に自分を蚊から守るかが、私の夏キャンプにとっては非常に重要なテーマです。
自転車キャンプにとって蚊は命取り
自転車キャンプ旅の場合、言わずもがな「睡眠」は非常に大切です。そもそも睡眠不足の状態で自転車に乗ること自体がとても危険ですが、特に最終日は空港に決められた時間までに絶対にたどり着く必要があります。もし、睡眠不足から体調不良を起こして乗る予定だった飛行機を逃してしまうと、追加の航空運賃、その日の便に乗れなければホテル代、さらに仕事への影響も発生します。そのため蚊に邪魔されて睡眠が不十分となるのは全力で阻止したいわけです。
3段ブロック方式で蚊を撃退
そこで今年の自転車キャンプ旅では徹底して蚊対策として「3段ブロック方式」を採用し、それらを実際に石垣島と山口県での自転車キャンプ旅で利用してきたので、その体験も交えて紹介していきます。
「3段ブロック方式」とは以下の3点。
- 自分の周りの空間に蚊を寄せ付けないための電子マット式蚊取り線香
- テントの中に入ってしまった蚊をせん滅し快適な就寝環境を確保するための空間殺虫材
- 水際の防御策として蚊が自分に近づかないようにするための虫よけスプレー
これらを一つの収納袋にまとめて入れてあります。
FLEXTAILGEARの蚊取り器
まずは電子マット式の蚊取り。こちらは前回の山口県でのキャンプの記事でも紹介したFLEXTAILGEARの「ライトリペル」です。FLECTAILGEARはスリーピンマットなどに空気を入れる小さな携帯式電動エアーポンプ「Tiny Pump」で有名なメーカーで、私自身も一番Tiny Pumpのシンプルなモデルを利用しています。また、キャンプ用の枕も同社の「超軽量インフレータブルキャンプピロー」を利用しており、どちらの製品も今までのところ問題もなく快適に利用できており私の中では信頼できる販売元ですので、こちらも蚊取り器も購入してみました。
私のモデルは最近の電池内蔵のモデルより古いタイプでモバイルバッテリーに接続して使うモデルです。ONのまま持ち運ぶ際もモバイルバッテリーも一緒に持ち運ぶ必要があり、その点ちょっとだけめんどくさいのですが、電池内蔵のモデルに比べて圧倒的に軽い(42g v.s. 210g) ことと充電の手間がない、ことを考えると自転車のキャンプ旅にとってはコレはコレでありです。強力タイプの蚊取り線香と比較してはいませんが、火を管理する煩わしさがないのがメリットです。強弱が2段階で調節できるようになっており電源ボタンで切り替えます。インジケーターライトが緑の点灯で蚊よけの範囲が約3mの「キャンプモード」、赤の点灯でより強力な「アウトドアモード」となり、蚊よけ範囲が10mになります。
マットはいわゆるベープマットの様な汎用の加熱式蚊取りマットを別途購入して利用しますが、2枚を同時に加熱できるのでなかなか強力に効いている感じがします。私は通常弱い方の「キャンプモード」でチェアの下に置いて使っていますが、それまでは自分の周りに蚊が数匹プンプン飛んでいても、この蚊取り器をONにするとほどなく身の回りから蚊の気配が消えます。合格。
空間殺虫剤「アース押すだけノーマット」
次の空間殺虫剤ですが、私はアース製薬の「アース押すだけノーマット」を利用しています。理由は容器が一番小さいから。このタイプは最近は家庭でも一般的に利用されていると思いますが、テントを設営した後にプシュッと噴霧し、あとはテントのメッシュドアを閉めてそのままにしておくことで寝るころには蚊のいない快適な環境が出来上がります。本来は部屋で使用するモノを狭いテントの中で利用するのはどうなのか、調べてみましたが噴霧後しばらく換気しておくことで特に危険なく利用できるようですので、虫の多いキャンプ場のテントで利用するにはうってつけだと思います。これも合格。
ディート成分30%の虫よけスプレー 「サラテクト ミスト RICHRICH 30」
最後の虫よけスプレーですが、これも別に特別なものではなく普通にドラッグストアで売っているものです。ただし、虫よけの有効成分であるディートの濃度が30%のものを選んで、かさばらないように小分けのスプレーボトルに入れて持っていきます。私が使っているのはアース製薬の「サラテクト ミスト RICHRICH 30」。特にこだわりなくディート成分30%で近所のドラッグストアで目についたものを購入しただけです。ディート成分30%のものは年齢制限がかかっており、12歳未満の子供には使用することができません。また、一部の繊維を変質させてしまうこともあるといわれています。その代わり、実体験から判断して効き目は一般の虫よけスプレーと比べてかなり強力だと感じました。肌に塗ると結構べたべたするのですが、塗ったところは1回も蚊に刺されませんでした。(塗っていなかったところは刺されました。)合格。
以上の3種類を同時に組み合わせて利用することで、今年の夏のキャンプで蚊に悩まされることはほとんどなくなりました。今年もまだあと2回くらいは蚊のいる季節のキャンプをすることになりそうですが、もうあまりビクビクする必要がないのでとても気が楽になりました。
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