【飛行機輪行】網走・サロマ湖三泊四日(4日目)

さて、最終日。昨晩は温泉、居酒屋ですっかりリラックスし、ぐっすりと寝れました。昨日大きくルート変更したため、今日は事前のプラン無しです。そのため起床もゆっくり目の午前7時。荷物の整理、チェックアウトをすませ、自転車にバッグを取り付けます。ホテルロビーのドリンクサービスでコーヒーを一杯いただき、朝食はそのコーヒーと昨日補給食として買って食べ残したシリアルバーを自転車の準備をしながらもぐもぐ。その後、ホテルの前にあるセブンイレブンで水を調達して準備万端です。

ドーミーイン網走の二輪駐車場。夏休み中でオートバイツーリング多し

午前9時15分に出発。天気は快晴。今日も暑くなりそうです。まずは国道244号でオホーツク海沿いを東に進み、昨晩居酒屋 の店長に「間違いない」と教えてもらった藻琴のカフェのハンバーガを食べに行くことにします。

出発してすぐ網走港に立ち寄ってみました。釣りをしている人を見ているとサバが釣れています、しかもなんと延べ竿で堤防から3mくらいの場所で釣れています。さすが北海道です。

網走港から目的のカフェ「Uminoba」までは7~8kmで、午前10時の開店後すぐに到着しました。とてもオシャレなお店で、カフェ以外にも地域の特産品など販売しています。メニューはハンバーガー数種類、ヨーグルトドリンク、フライドポテト、唐揚げなど、どれも美味しそうです。私は代表メニュー的に見える「オホーツクチーズバーガー」と3種食べ比べのフライドポテト、それに「あかね」という種類のリンゴのヨーグルトドリンクをいただきました。

https://www.facebook.com/uminoba.okhotsk/

チーズバーガー、素晴らしい。パテのお肉も当然美味しいのですが、一番驚いたのが玉ねぎ。肉厚の甘い玉ねぎがドーンと入っていて、その味が異次元。店主に聞くと、網走、北見地方は日本一の玉ねぎの産地で、しかもちょうど今年の新玉ねぎが入荷し始めた最高のタイミングとのことでした。フライドポテトも3種類のジャガイモが使われていて、それぞれの美味しさを楽しむことができます。

数年前に、家族で足寄のハンバーガーショップ  で食べたハンバーガーとフライドポテトが人生最高だったのですが、Uminobaのハンバーガーとポテトも負けじの美味しさでした。世界でハンバーガーが一番美味しい場所は北海道なんじゃないだろうかと思うくらいです。

お店で販売している食材もかなり魅力的で、食後冷やかしている内に我慢できなくなり、チーズ2種類、ベーコン、バターケーキを購入して自宅に発送してもらうことにしました。

店長と少々おしゃべり。地元の自転車乗りにとってもお店の前の国道244号は定番のサイクリングルートで、15kmくらい先にある小清水町のビジターセンターまで行って折り返してくる人が良くいる、とのことです。私もそこを次の目的地とすることにして出発です。

途中何回か海沿いにグラベルの脇道があったので入ってみました。しばらく走った後に国道に復帰できることを期待していたのですが、いずれも行き止まりでUターンして復帰。それでも脇道は楽しくて止められません。

真っ直ぐのの国道は相変わらず向かい風が強く景色も単調なので気持ちで頑張ります。

気温も高く汗を大量にかくので15kmほど走り原生花園の駅で休憩。その後は4kmほどで浜小清水駅前の小清水町のビジターセンターに到着。ビジターセンターはモンベルのオホーツク小清水店と同じ建物で中でつながっていました。

なぜここにモンベルの店舗があるのかやや不思議でしたが、その経緯が紹介されているWebの記事がありました。町おこしのために町が誘致に動いたのですね。網走と斜里の長と中間で知床へのアクセスも抜群というのは良いロケーションです。

小清水町に道東初のモンベル直営店!?北海道を満喫できるアクティビティが充実! | オホーツクワーケーションサイト

時刻は午後1時前。ここらへんで折り返して女満別空港に向かっていくことにします。浜小清水からはジャガイモ畑の中を南下していきます。ここも緩やかなアップダウンの真っ直ぐな道で、ややお腹が空いてきたこともあり、昨晩ホテルの近くで買っておいたドライパイナップルをつまみながらの走行。酸味のあるドライフルーツはなかなか良い補給食でした。(夏だと塩分が入っているやつが尚可)

7~8kmほどで「天に続く道」の終点に到着。「天に続く道」は18kmの直線道路でその端に立つと反対側の端までずっと見渡せて天に続いているように見えることから名づけられたらしいです。私もオートバイでは1回来たことがあります。ただ、ここら辺はどこも同じような見通しのよい直線道路がたくさんあるので、看板がないとどれが天に続く道かわからないんじゃないの?とかも思いますが、スタート地点、終点が適度に高台になっていて、途中のうねりも含めてはるか先まで見通せるっていうところは他にあまりないのかもしれません。

天に続く道 |知床ドライブで一度は走りたい斜里町の絶景ルート
道東・斜里町の峰浜から大栄地区まで続く約18キロの直線ルート(国道334号・244号線/斜里国道)。道の先が“天”につながっているように見えることから、この愛称が付けられた。

天に続く道終点からは今度は進路を西北西にとり、畑の中を網走方面に戻ります。道は緩やかなアップダウンの繰りかえしで、登るのに苦労するような坂はないのですが、ある程度距離のある坂が繰り返し出てくるので気持ちと脚は結構削られます。ひーひー登って、ふぅーっとダウンヒルの繰り返しを10㎞超。

当然道沿いにお店はおろか自動販売機すらないので、手持ちの水を大切に飲みながら進みますが、このまま進むと街までさらに10㎞。そして、その間に水分補給を行える場所があるかどうかがわかりません(多分ない)。

そこで1回補給のために往路で使った国道244号まで下りることにしました。藻琴湖の東側に沿って下っていき国道に出たら左折。JR藻琴駅の前で自動販売機を発見。ソルティライチ500mlと水500mlを補給し一安心です。

しばらく国道を走った後鱒浦駅の手前から松浦農免農道で再度内陸部に登っていきました。松浦農免農道は「感動の径」という名前が付けられているようですが、太陽ギラギラで木陰もなく今日一番暑い区間でした。

6kmほど登り基調を走り、右折してしばらく行くと左にJAオホーツク網走麦類乾燥調製貯蔵施設の大きな建物が見えてきます。それを過ぎるとそこからは網走湖畔に向かっての長いダウンヒルになります。斜度も結構あり、目の前に網走湖の青い水面を見ながらのダウンヒルは強烈に爽快でした。

ダウンヒルを下りきって国道240号に出た交差点に次の目的地「ジェラテリアRimo」がありました。私は今回の旅を企画するまで知らなかったのですが、ジェラートが美味しくて相当有名なお店らしいです。シェフは世界最大のジェラートコンテストの優勝者です。

Rimo HOKKAIDO 網走店オンラインストア
北海道網走にあるイタリアンジェラートのお店。網走牛乳を使ったコクのあるジェラートが人気

さすがに入り口の前には列ができていましたが、5分も並ばずにオーダー。ミルクとイチゴソルベとトウモロコシをトリプルのコーンでいただきました。派手な味ではないですが、本当にしみじみ美味しいです。日差しが強すぎて外のベンチで食べているとどんどん溶けてしまうため急いで食べました。

ジェラートを食べ終わって午後4時前に出発。ここから女満別空港までは残り12㎞、相当のんびり行っても1時間はかからない距離です。飛行機の時間から逆算して空港には5時半~6時くらいの間に到着すれば、輪行準備と夕食の時間も含めて十分ですからかなり時間に余裕があります。そこで途中にある道の駅「メルヘンの丘めまんべつ」に立ち寄りコーヒーを飲み30分ほどゆっくりしました。道の駅を出る頃には西陽は強いものの気温は若干下がってきてかなり走りやすくなっていました。

女満別の市内を抜けて、空港には国道からではなく、北側のひまわり畑からのアプローチ。残念ながらひまわりは見頃を過ぎてしまっていましたが、その先にちょうど着陸する飛行機を真下から眺められる場所を発見。調べてみると10分ほど待てば到着便がやってくるようでしたので、それを待ちビデオ撮影。(着陸する飛行機を下から撮るのって結構難しいんですね・・・)

そんなこんなで空港には予定通り5時45分ごろに到着。女満別空港にもサイクルピットがありましたので、そこで輪行準備をします。石垣も山口宇部も女満別でも空港のサイクルピットを利用していますが、いままで他の利用者にあったことがありません。そこで同じような飛行機輪行の人に会えば絶対お互いの旅の話で盛り上がれると思うんですけどね。

何とか陽の光が残っている内に輪行準備完了。チェックイン、荷物の預け入れを済ませ空港のレストランで枝豆とビールで一人無事を祝います。その後ラーメンを食べて機上の人となり旅も終了。この3日間、雨からスタートして残りは酷暑。パンクがあったり蚊にも苦しめられましたが、無事に終わればいい思い出のひとつに変わっていきます。

本日の走行距離 74㎞

3日間合計の走行距離 251㎞

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