最近ようやくライド時に携帯するツールセットの内容が固まってきたので、記録のために一旦まとめておこうと思います。実のところ、キャンプ旅に特化したセットと言うわけではなく、自宅近辺のライドでも大体同じセットを携帯しています。ただ、あまり重さを気にせず必要と考える物を不足なく揃えたつもりなので、キャンプ旅先でのトラブルにもかなり対応可能だと思います。
タイヤ・チューブ関係
ハンドポンプ
ハンドポンプは効率の良さに定評のある二重チャンバー方式のOtureのハンドポンプです。全長18cmで下記で紹介するEliteのツールケースに余裕を持って納まります。重さも85gとかなり軽量。空気圧上限が300psi(約20bar)と十分な性能があります。チューブレス運用のチューブレスレディタイヤをこのハンドポンプで膨らますのはまず無理でしょうが、チューブなら走れる状態には持って行けるでしょう。
タイヤレバーセット
30年くらい使っているマルニのタイヤレバー。他使ったことほぼ無いので、他のレバーと比べて良いかどうかすらよくわかりませんが、とりあえず普通に使えています。(今でもすっかり同じモデルが売られているのがびっくりです。)
パンク修理パッチ
AZのパンク修理パッチ。薄くて糊が必要ないので使いやすいです。
タイヤパッチ
こちらはタイヤ自体に大きな裂け目や穴が開いてしまった時の緊急対策としてタイヤの裏側から貼るパッチ。パークツールTB-2 タイヤブートというのが正式名称。これはまだ実際に使ったことがないので有効性は不明。Amazonのレビューを見ると、緊急用としてはそれなりに役に立ってくれそうです。
替えチューブ
グラベルバイクとロードバイクそれぞれのトップチューブバッグの中には替えのチューブを入れています。ロードバイクのタイヤ幅は25C、グラベルバイクは32Cなので異なるチューブが必要です。ライドのたびにその時のバイクにあったチューブをツールケースに入れ直すのは手間がかかりすぎますし、2種類のチューブをいつも携帯するにはツールケースのスペースが足りないので、チューブはトップチューブバッグに入れておきます。(グラベルはチューブレスですが、大きなパンクなどシーラントでは修復しなかった場合はチューブを入れて対応します。)
チェーン関係
チェーンカッター
Zttoという中華メーカーのとっても小さいチェーンカッター。手持ちの六角レンチと組み合わせて利用します。通常ミッシングリンク式のチェーンを使っているので、通常のチェーンの取り外し・取り付けにはチェーンカッターは必要ないのですが、チェーン切れや変形などの万が一のトラブルへの対応のために持っているお守り的な存在。
ミッシングリンク
シマノ製11速のミッシングリンク(クイックリンク)を予備で携帯しています。
レンチ・その他工具
六角レンチセット・8mm六角レンチ
1.5~6mm対応の六角レンチセットに8mmレンチを追加しています。六角レンチセットは15年くらい使っているホーザンのW-110。携帯マルチツールセットについている六角レンチセットを持っていく人も多いと思いますが、私は作業効率重視で自分が慣れているこちらのセットを持っていきます。8mmレンチはペダル用。ペダルが緩んだまま乗ると最悪クランクのねじ穴をつぶしてしまうので緩んでいることを発見したらすぐに締められるように携帯しています。
板レンチ
リアキャリアの取り外し・取り付けの際に8mmのナットを押さえるレンチが必要なため。手持ちのもので一番かさばらないものを選びました。
スポークレンチ
パークツールのSW-7。こちらも30年くらい使ってます。現行モデルはSW-7.2になっているようです。
小型マルチツール
NexTool MINI FLAGSHIP。金属片や釘を踏んでしまうことって実は結構ありますよね。私はこの1年で小さな金属片を踏んだことが2回ありました。(幸い2回ともパンクには至りませんでした。)そんな時それらの異物をほじくって抜き取るためにプライヤーは必須。また、ハサミは自転車の作業以外にも何かと重宝です。ディレイラー調整ができる+ドライバーが付いているのも〇。ナイフや缶切りはおまけ程度。
スペアパーツ・その他
予備ケーブル・ワイヤー
Jagwire(ジャグワイヤ)のブレーキケーブルとシフトワイヤーを一本ずつ携帯しています。1回、泊りのライドでリヤディレイラーのワイヤーが切れて帰宅まで難儀したことがあるので、やはり持っていた方が安心。
ニトリル手袋とショップタオル
思いっきりチェーン周りを触って作業しなくてはいけないときに使い捨てのニトリル手袋があると、手が油まみれになるストレスなく作業できます。また、グリスやオイルのふき取りのために通常のペーパータオルよりも丈夫なショップタオルを折りたたんでツールケースに入れてあります。何回かは繰り返し利用できます。
インシュロック
タイラップって言った方がなじみが深いかもしれません。破損系のトラブルの応急処理には持ってると安心。例えば、テールライトのブラケットが壊れてしまった、なんて時にインシュロックで無理やりラックに結び付けてとりあえずは機能させることができます。
収納
ツールケース
以上のツール類は、Elite(エリート)のTAKUIN MAXIというツールケースに入れて携帯しています。こちらは全長220mmと結構長さがありハンドポンプも余裕で収納できます。ファスナーでカパーっと大きく開くので工具を取り出しやすいです。また、内部に取り外し可能なポケット付きの中仕切りがあり、その両面を有効に使えるので、小物などをいつも整頓しておくのに好都合です。止水ファスナーですので一応防水仕様ですが、本体の生地自体の防水性はまだ不明です。2年くらいライドには毎回持ち出していますが、今のところ何もトラブルは発生していません。
以上のセットで大方の機材トラブルには対応できるのではないかと考えていますが、そのうち90%くらいは六角レンチセットがあれば解決できてしまうのが実際かと思います。とはいえ、街から離れた場所でトラブルが発生した場合は自力で対処するしかないので、様々な状況を想定するとこのようなセットに落ち着きました。全部のツールを収納したツールケースの重量は約700gですので、もうちょっと軽くならないかなとはよく思いますが、すぐに削れそうなところもないので、しばらくはこのままでいく予定です。
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