長崎への飛行機輪行、2日目の朝は5時過ぎに目が覚めました。今日は100kmほど走る予定なので、いつもより早めの行動を心がけます。テントの中のモノを外に出して、テントの底面とグランドシートを太陽に向けて乾かします。パンとクリームチーズ、コーヒーで簡単に朝食をすまし、パッキング。7時50分くらいに出発することができました。
今日のルートはこんな感じ。基本、1日目に引き続き大村湾沿いを走りますが、途中長崎市中心部まで南下し昼食をとる予定です。
四本木公園キャンプ場の管理棟をバックに1枚。良い天気で朝から気温は15℃。とても走りやすい陽気です。


大村湾沿いに走り、時津町で国道206号に右折して、長崎市中心部まで南下。昨日から思っていたのですが、長崎県を走っているとかなりの数のリンガーハットを見かけます(笑。ちゃんぽんの本場長崎で受け入れられているリンガーハット恐るべしです。

キャンプ場からはおそよ40km。まずは今日の第一の目的、共楽園のちゃんぽんを食べに行きます。お店の前に10時45分ごろに到着しました。人気店なので列ができていることを覚悟していましたが、誰も並んでいません。こちらのお店は長崎駅からは結構離れた坂の上にあるため、長崎駅前や中華街のお店と比べて観光客の人たちのファーストチョイスにはならないんでしょうね。店の前で開店を待ちまししたが、11時の開店までに2人ほどやってきて私の後ろに並びました。11時に開店、着席。


ホントは色々食べてみたかったのですが、この後のこともあるので、上ちゃんぽんと角煮饅頭一つで我慢です。スープは結構透明度が高いタイプですが、出汁はしっかりと効いていてとても美味しいです。一気に食べることができます。蒸したての角煮饅頭も肉がホロホロ、饅頭の皮がしっとりもっちりでたまりません。あっという間に完食。(今から思えば、炒飯と餃子も食べるべきでした(笑))


店を出て、今度は長崎港の方まで移動しました。お天気が良いので海の青と山の緑がとてもきれいです。


さて、今度は何を食べようかと思案。まだ細麺の皿うどんを食べていたかったので、ネットで探してまずは中華街の有名なお店の前まで行ってみましたが、人が多すぎで断念。次に思案橋の方の評判の良いお店に向かいましたが、営業時間中のはずなのに、「Closed」の表示。細麺皿うどんはあきらめて、もう一つの長崎名物「トルコライズ」の名店、「つる茶ン」に行きました。トルコライズはデミグラスソースのかかったとんかつ、ナポリタン、バターライスが1枚の皿の上に盛られて出てきます。それぞれの料理が美味しいですから、まとめて出てきても美味しいのですが、よく考えるとどうしても長崎で食べなくてはいけないというものでもないですね。トルコライス発祥の地で食べるというプレミアムを楽しむのが正解のようです。デザートにハーフサイズのミルクセーキアイス。これはほのかな甘みでほっとする味です。



2時間半の間にちゃんぽん、角煮饅頭、トルコライス、ミルクセーキアイスを食べたので、さすがにお腹いっぱいです。腹ごなしに長崎市内を緩くポタリング。眼鏡橋などを見つつ、空港までの帰路につきます。

国道34号を登り新日見トンネルを抜けて東長崎までダウンヒル。そこからは国道34号の旧道らしき「長崎街道」を走り諫早まで。諫早からは半日ぶりに大村湾沿いに戻りました。やはり大村湾沿いの景色、雰囲気は素晴らしいです。途中、坂を上っているととても良い匂いがするので、何だろう?と注意して周囲を観察してみると、匂いのもとは下の写真の花でした。Google Lensで調べてみるとダイダイかミカンかいずれにしても柑橘系の花のようです。

大村湾沿いはやはり海岸沿いを走る脇道がたくさんあり、ちょこちょこと楽しませてくれます。

最後は競艇場の脇を通って国道34号に戻りました。ここまで来ると長崎空港までは残り数キロですが、時間に余裕もあるため、空港への橋の入り口にある「天然温泉大村ゆの華」という日帰り温泉で汗を流すことにします。

温泉を出て、空港には午後6時30分ごろに到着。走行距離は94km。帰りの便は8時25分発なので、ほぼ1時間半以上時間に余裕があります。ターミナルビルの軒下を借りて、飛行機輪行の準備に取り掛かります。

結構作業に慣れてきたので、自転車を輪行バッグに詰めるのは今までで最速の23分。そこから、預け入れ荷物と機内持ち込み荷物の仕分けに15分。チェックイン、荷物の預け入れを済ませてから、空港のレストランで夕食を取ることにしましたが、4~5人の列があり、席案内されるまで10分以上かかったことから、思いがけず時間に余裕がなくなり、急いで細麺皿うどんと五島うどんごぼう天入りを掻き込んで搭乗口へ向かいました。

最後はあわただしかったですが、最高の2日間を楽しむことができました。大村湾一周は激坂もなく本当にお勧めのルートです。次回、また長崎に来ることあれば今度は雲仙の方に出かけてみようと思います。
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