【2003まとめ】輪行キャンプ的2023年買って良かったものBEST10

今年、輪行キャンプ旅用に買ったものに中から、実際に使ってみて素晴らしかった、買って良かったと思っているものを10点選んでみました。「輪行」と「キャンプ」って、道具の選び方的には相反する部分があります。道具を選ぶ上で、「輪行」のために最も重要な要素の一つは当然「軽さ」、一方キャンプ道具を選ぶ上で重要なのは「機能」。「輪行キャンプ旅」では、「軽さ」と「機能」のバランスがとても重要ですね。

以下に紹介する道具達は、「軽さ」と「機能」のバランスがとても優れており実用上非常に満足しています。どれもすでに私の輪行キャンプにはなくてはならないものとなっていますが、無理やり順位を付けて並べてみました。


第10位:オーストリッチ タイヤカバー

実際に利用したのは今年後半の2回の輪行だけであったものの、第10位に食い込んだのはオーストリッチのタイヤカバーです。

グラベルロードに装着しているパナレーサーのグラベルキングSSを夏に2回続けざまにサイドカットしてしまい、その内1回は網走への旅の途中で、パンク修理、ルート変更などを余儀なくされました。結局原因は解明していないのですが、輪行中のセットアップでタイヤサイドがフロントスプロケや固定ベルトで傷ついた可能性もあります。(飛行機輪行の時は自分以外の人が輪行袋を運ぶこともあるので、フレームとホイールがずれてこないように結構ぎっちりと締めこみます。)その対策として導入しましたが、輪行時のホイールの傷も防ぐことができるのでこれからも使っていく予定です。若干の重量増(110g)よりもメリット(特に精神面)の方が大きいと判断しました。脱着の手間もストレスがありません。

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第9位:LEDランタン

Amazonで買ったGoal Zeroのパチモンです。現時点ではAmazonで3300円くらいで売っていますが、私が購入した今年の初めには2250円くらいで買うことができました。(その頃、本家のGoal Zeroは品薄でプレ値になっていたので、圧倒的な価格差がありました。)今年のすべての自転車、オートバイのキャンプで使っていますが、明るさ、電池の持ちなどとても快適な使い勝手です。本家を使ったことがないので比較はできませんが、この製品自体十分満足です。

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第8位:4Monster マイクロファイバータオル

アウトドアグッズを扱う4Monsterのマイクロファイバータオルです。6種類の大きさがありますが、私は一番小さいX-Smallを2つキャンプに持っていきます。X-Smallとは言え50cmx30cmですので、通常のフェイスタオルくらいの大きさはあります。折りたたんで専用のケースに収納すると、GoProよりちょっとだけ大きいくらいの大きさになり、乾燥した状態だと重量もとても軽いです。マイクロファイバーで吸水性も高く、キャンプ場でシャワーを使ったあと、1枚で身体の水滴をきれいに拭くことができます。乾きも早いですが、濡れていても付属のケースに入れれば他の荷物が濡れることはありません。この4Monsterというメーカーは、製品の中心はマイクロファイバーのタオルですが、その他パッカブルのバックパックやウェストバッグも作っており、私は24Lのパッカブルのバッグパックにポーチやモバイルバッテリー、iPad Miniなど身の回りの物を詰め、飛行機輪行時の機内持ち込みバッグの一つとして利用しています。目的地の空港に着いたら小さくパックしてパニアケースに放り込んでも苦にならない大きさ・重さですので非常に便利です。

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第7位:シー トゥ サミット シルクライナー スタンダード

Sea to Summitのシルクでできたシュラフの中に入れて使うインナーライナーです。薄手で身体になじむため、寒いときにシュラフの中に入れるとちょっとした保温力があります。また暑くて寝づらいときなどは、シュラフを使わずこのライナーだけを使って寝るとサラサラしていて快適です。キャンプグッズなのですが、出張や旅行でホテルのベッドのシーツが固く感じるときなども、このライナーに入って寝ると快適に練ることができます。Sea to Summitは超軽量で使い勝手に優れた製品が多く、自転車輪行キャンプ旅にとっては魅力的な製品が多いです。私の持ち物の中でも、このライナーに加えて、シリコン製の折り畳みマグカップ(X-Cup)やシリコンコーティングの超薄手ダッフルバッグ(ウルトラシルダッフルバッグ)、シュラフ(スパーク Sp2)など、Sea to Summitの製品が自然と増えてきました。

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第6位:FLEXTAILGEAR TINY PUMP 携帯式エアーポンプ

スリーピングマットやエアピローに空気を入れるときに使う小さな充電式の電動ポンプです。私が購入した時は3000円弱でしたが、最近は2300円位で買えるようです。マットやピローには口で空気を吹き込むことも可能ですが、マットなどは結構大変な作業になりますし、唾液交じりの空気を吹き込むことになるので、長期的にはカビなどもちょっと気になりますが、このポンプを使うととても簡単に空気を充填することができます。時間も口で吹き込むのと比較すると体感的には1/3~1/4で済みます。1点、注意点はポンプの作動音は結構大きいのでキャンプ場で夜遅くなってから作動させると他の方が周りにいる場合は迷惑になります。このポンプを使う場合は、明るいうちにマットやピローに空気を入れてしまいましょう。

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最近、FLEXTAILからさらに小さくなった「ZERO PUMP」という製品が発表されました。クラウドファンディングサイトMakuakeですでに購入することができますが、デリバリーは2024年3月になるようです。電池とセットで5999円と現在私が使っているTINY PUMPよりはかなり高くなりそうです。しかし、TINY PUMPが89gであるのに対して、ZERO PUMPは電池込みで55g前後らしいので軽量化とには貢献しますね。しかし、この製品は軽量化よりも小型化のほうに魅力を感じます。TINY PUMPは結構ゴロっとしていてパッキングするときの収まりが良くないんですよね。ちょっと様子見して値段が下がってきたら購入するかもしれません。

第5位:3F UL GEAR Lanshan 1 テント

第5位には3F UL Gearの超軽量テントLanshan 1を選びました。今まで10年ほどアライテントのトレックライズを利用してきており、設営の簡単さと丈夫さでとても気に入っていたのですが、輪行キャンプのためにもう少し軽量化したいと考えた結果です。中華モノではあるのですが、SNSなどを見ると品質、使い勝手共に評価が高く、値段は日本や欧米メーカーの超軽量テントと比べて半分以下です。Lanshanシリーズには無印とProの2シリーズがあり、私が購入した無印はダブルウォールで、一人用テントの重量はペグ(別売)やポール、グラウンドシート込みでも、およそ1.1kgくらいだと思います。(Proシリーズ)はシングルウォールでさらに100gほど軽量化されています。シングルポールなので設営もとても簡単。インナーがメッシュの3シーズン用とナイロンの4シーズン用があるので、購入するときには注意が必要です。半年以上使っていますが耐久性に問題はなさそうで、テントを安価に超軽量化したい人にはおすすめです。

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第4位:パーゴワークス トレイルポット

アルミ製のクッカーセットです。軽さだけで考えるとそれまで使っていたチタンのクッカーセットの方が軽いのですが、トレイルポットはとにかく使い勝手が抜群で、煮物、焼き物、スープ、スパゲティ、炊飯などなど、なんでもこなせる万能性が素晴らしいです。中にチタンのマグカップやバーナー、カトラリーなど収納でき、炊事系の道具を一つにまとめられる点もナイス。底面にリブがあり焦げ付きにくいフライパン、お皿にもなる蓋など、とにかく痒いところに手が届いている逸品です。

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第3位:ヘリノックスチェアゼロ

改めての説明も必要ないくらいの軽量キャンプチェアの代名詞ヘリノックス。チェアゼロはヘリノックスの製品の中でも最も軽い部類の510g(最も軽いのはチェアワンミニの500g。)私もヘリノックスを購入するまでは使ってきましたが、同じようなデザインの中華モノは軽くても900~1000gあるので圧倒的です。輪行キャンプでは毎回使っていますが、損傷も不具合もなく使えています。万が一、壊れてもモンベルの扱いで修理も可能なので安心感が高いです。椅子から離れるときは座面に重しを置いておかないと軽すぎてちょっとの風でも転がって行ってしまいます。

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第2位:noicoyamaico半耐熱ULトレックテーブル

第2位はnoicoyamaicoという個人ブランドから発売されているプラダンの折り畳み式テーブル、「半耐熱ULトレックテーブル」です。プラダンのテーブルは他にも何社かから発売されているのですが、こちらのテーブルは天板の半面にアルミの板が張り付けられていて、ちょっとした耐熱仕様となっているところが他にはない魅力です。プラダンのプラスチックはとても熱に弱いのですが、こちらのテーブルはアルミ板のおかげで、固形燃料を燃やしているポケットコンロや、お湯を沸かしてバーナーから降ろしたばかりのマグカップくらいであれば置いてしまっても大丈夫。特筆すべきはやはり重量。これを購入するまではSOTOのフィールドホッパ―というアルミの折り畳みテーブルを使っていたのですがそちらは395g。対してこちらは125gと200g以上の軽量化が可能です。畳めば極薄でバッグの隙間に滑り込ますことができ、広げて組み立ては数秒で完成。お値段は私が購入した2023年の頭から今も変わらずの3300円で、何もかもが値上がりしている中うれしい価格据え置きです。購入前、もしかしたら自分でも作れるのでは?と材料から見繕ってみましたが、材料費や加工の手間を考えると十分にお買い得とわかり購入しました。最近はカーボン製のテーブルも発売されたようです。

noicoyamaico
野行こ、山行こ。持って野山に出かけたくなる。ユニークなもの。背負ってるのを忘れるほど軽量かつコンパクトなもの。最悪なくてもなんとかなるけどあってもそこまで邪魔にはならずフィールドがもっと楽しくなる。そんな道具たちを、ハンドメイドでひとつひとつ製作しています。丁寧に作っていますが、なにぶんハンドメイドにつき、数ミリ・数g...

第1位:CYCPLUS 自転車電動空気入れ

そして、2023年「私が購入した自転車キャンプ旅グッズ」堂々の第1位は「CYCPLUS 自転車電動ポンプ」です。コレ、別に「輪行」にも「キャンプ」にも特別関係なくね?と思われたかもしれませんが、灼熱の網走でこの電動ポンプにどれだけ助けられたかを思い出すと、やはり1位はこの製品になります。炎天下でスローパンクを見つけたときの応急措置、その後のパンク修理、これがなかったらハンドポンプで汗だくになりながら延々空気を入れ続けなければならなかったのです。このポンプを使うことで32Cのグラベルタイヤに2分くらいで実用問題ない程度(3Barくらい?)まで空気を入れることができ、無事にその日に予定していたキャンプ場までたどり着くことができたのです。サイクルポーチに入れて常に携帯できる小ささと重量、電池が切れてもモバイルバッテリーから20分で急速充電できる水際の強さ。キャンプツーリングなどの街から離れることが多いロングライドにはもはや必要不可欠な装備だと思います。

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番外編
最後に番外編。Aliexpressで購入したTPUチューブです。なぜ番外になっているかというと、購入して予備チューブとして携行していますが、まだ利用する状況に遭遇していないためです。

私はキャンプ旅用の自転車にはチューブレスのホイールセットを使っています。しかし、パンクなどトラブルで一度ホイールから外したチューブレスタイヤに空気を入れるには、コンプレッサーのような一気に高圧の空気を注入してタイヤのビードを上げる道具が必要です。当然、出先でのパンク修理の現場でそのような道具は無く、そのような時はチューブレスタイヤにチューブを入れて復活させます。(チューブならハンドポンプや小型の電動ポンプで十分に膨らませることが可能です。)そのため、予備のチューブはいつもトップチューブバックの中に常に携帯しています。網走のパンクの時もその予備チューブを使って無事に復帰できたのですが、予備チューブを一本しか持っていなかったので、それを使ってしまった時にその先がかなり心配になりました。翌日にはやや山の方に入っていく予定でしたが、その道中で再度パンクしても今度は替えのチューブはありません。パッチを使ってパンク修理すればよいのですが、ヒグマがうろうろしているかもしれないような場所ではパンク修理にかける時間も最短にしたいものです。結局、翌日の予定を変更して通過してきた街に戻り、自転車店で予備チューブを購入しました。

その経験からロングライドの場合は、予備チューブは二本持つ方が望ましいと考えるようになりましたが、たかがチューブといっても700x32Cのチューブ2本では軽量なものでも250g近くになります。そこで最近流行りのTPUチューブ。こちらですと2本で70gちょっとです。私が購入した時は2本で1800円位でしたが、今では1500円くらいで買えるようですね。値段的にもブチルチューブと違いがありません。信じるかどうかは別にしてユーザーレビューの評価も高く、すでに5000点以上売れているらしいです。

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以上、「輪行キャンプ的2023年買って良かったものBEST10」でした。2024年もたくさんの旅に出かけたいと思います。旅を重ねれば重ねるほど装備も洗練されていくのも楽しみの一つです。

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